ホワイトニングでエナメル質ははがれる?

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歯の最表層はエナメル質と呼ばれる硬い層で覆われています。

エナメル質とその下にある象牙質で、私たちは人の歯の色を判断しています。

そのエナメル質については、ホワイトニングするに当たって注意することがあります。

そこで今回は、エナメル質の情報とホワイトニングする際の注意点を確認していくことにします。

まず歯の最表層にあるエナメル質。

これはとても多くの物質で形成されています。多くがリン酸カルシウムで作られていますが、他にも計約40種類もの物質で成り立っています。

無機質が多いためか、脆さはあるものの非常に硬度は高く体の中で最も硬い物質です。

ちなみにエナメル質で覆われている象牙質は、エナメル質とは逆に脆さと硬度は低く、エナメル質を支える役目をしており、もし象牙質がなければエナメル質は脆くも崩れ去ってしまいます。

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ホワイトニングもやり過ぎはエナメル質を剥がす原因に

ホワイトニングは、そんな歯のエナメル質に対して、薬剤を使ったり、光を照射したり、そして研磨を実施します。

薬剤を使用した場合、エナメル質に影響があるのではないかと思われるかもしれませんが、エナメル質や象牙質を酸化させるのが目的であり、エナメル質を剥がすことはありません。

また研磨した場合も、エナメル質の表面にある汚れを拭い去るのが目的であり、これまたエナメル質を剥がすことはありません。

ということは、ホワイトニングをしたとしてもエナメル質が剥がれることはないから安心じゃないか、と思われるかもしれません。

しかし、油断は大敵です。ホワイトニングによってエナメル質が剥がれることがあることが実際はあります。

それは、ホワイトニングをやりすぎた場合です。

歯科医院で行うオフィスホワイトニングならば、医師がほとんどホワイトニングに必要な作業を行ってくれます。

一方、家で行うホームホワイトニングは、医師の処方通りにしなければ、例えば薬剤のつけすぎなどで、エナメル質が剥がれることがあります。

ホワイトニングの薬剤は、過酸化水素や過酸化尿素など口腔内のphを下げ、虫歯が出来やすい状態を作り出すこともあるので大変な注意が必要です。

ホワイトニングも歯磨きもやり過ぎはエナメル質を剥がす原因になります。

もしホワイトニングを本気で考えているのであれば、必ず医者の注意事項を良く聞き、処方通りに作業を行うようにして下さい。

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