現在、ネット上に情報は溢れ、私たちが必要な情報にアクセスすることは、より簡単になりました。
しかしその一方で、あまりに膨大な情報に対して、私たちはどの情報が正しく、間違っているのか、その真偽のほどを確かめることが難しくなっています。
現に「メディアリテラシー」という言葉で象徴されるように、私たち自身が情報を正しいと判断できるだけの能力を有することが必要とされる時代になっています。
その中でも、インターネット上で良くも悪くも注目されているのが「口コミ」です。
口コミ自体は昔から存在しているものですが、テレビが普及してからは、その役割がメディアに委譲されてきました。
時が経ち、インターネットの普及が円熟味を増した現在、情報の真偽を確かめる際に、何が正しいかわからないメディア自身が評価した情報よりも、
個人としての意見を反映した「口コミ」の方が、言葉に扇情的な表現がない分、信頼性があるように感じるということで、注目されています。
ホワイトニングするに当たって、医療に関わる口コミは非常に大切です。
慎重にそして冷静に判断する必要があります。そこで、口コミに接する機会を二つのケースに分け、その信頼性について考えてみましょう。
【1】 身近な人物からの口コミ
身近な人物がホワイトニングの経験者であるという方は、探せば意外と多いものです。
筆者の父もホワイトニング経験者であります。面と向かって聞く口コミに勝るものはありません。
実際にホワイトニングした後の歯の様子も見られますし、どのようなホワイトニングの方法があるかも知ることができます。
また、身近な人物ということで、良い歯科の情報があれば、実際にそこに行くことも可能です。
ただし、ホワイトニングはあくまで医療行為のため、人それぞれ適切な治療法があります。
口コミで聞いていた情報と、実際の手法とは異なることがありますので、その点は注意しなければなりません。
【2】 ネットから得られる口コミ
家にネット環境が整っている方は、すぐにホワイトニングの口コミ情報を得ることが可能です。
ネットは即応性に富んでおり、同時にオンデマンドで知りたい情報を知ることができます。
また多様な人物が情報を載せているため、多様な医院の情報を感受できるメリットは魅力的です。
ただし、その口コミを載せている人が誰かわからないため、真偽のほどを確かめるのは難しく、宣伝文句だけが踊っている場合もあるため、注意が必要です。
口コミは目の前にいる人から直接聞くことについては、感受性の違いがあるものの、知っている人の言葉である分、納得しやすくあります。
ネット上では誰かわからない分、情報の真偽が確かめられないが、多様性には富んでいます。
どちらを信用するかは、情報を確かめるリテラシー能力をしっかり身につけることが大切です。
ホワイトニングする前に情報の正確性をしっかり確かめてください。