整形、という言葉を聞いた時、皆さんはまずどのようなイメージを浮かべますか？
多くの場合は顔や体のパーツを自分の思い描く美しい形に整える事で知られる、美容整形を思い描くのではないでしょうか。
特に今はプチ整形という名のお金と時間の観点から考えても、とても手軽に行えるものが増えてきていますので、
実際にプチ整形をした事がある、という方もたくさん居られるかと思います。
人間の欲望といえば果てしないですから、顔が整ったら他の体のパーツも綺麗にしたい！そう願うのが女の性かと思います。
今回は女性が美しくしたいと思ってやまないパーツの一つ、バストの美容整形について追求していきたいと思います。
さて、バストを医術の力を持って大きくしようとする豊胸手術の歴史を紐解いてみると、1950年代にシリコンジェル等をバストの皮下に直接注入したのが始まりであると記録されています。
しかし、この方法は危険性が非常に高く、合併症や後遺症が多く発生しました。
次に主流となったのがシリコンジェルを直接ではなく、バッグと呼ばれる袋に詰めたものをバストに埋め込むものです。
この手法は直接体内にシリコンジェルが染み込む可能性が薄いとされてきましたが、1990年代にバッグの破損により中身が漏れ出すという健康被害が続出しました。
シリコンジェルに変わって勢力を伸ばしてきたのが、生理食塩水の入ったバッグを挿入するという新しい手術のスタイルです。
この手法は今でも多く用いられており、豊胸手術の中で最もポピュラーなものといえるでしょう。
では、現代の手術はといいますと、大きく分けて三つの方法が多く採用されています。
まず一つ目が先ほども説明しました生理食塩水の入ったバッグをバストに挿入する「人工乳腺法」です。
バッグ挿入法とも呼ばれています。
次に、自分の太ももやお腹などのいらない脂肪を胸に移植する「脂肪注入法」余分な部分は削って、欲しい部分に脂肪を移す…
まるで魔法のようなとても合理的な手法ですね。
最後が胸にヒアルロン酸をバストに注入する「ヒアルロン酸注入法」薬液を直接体内に注入するなんて、危険ではないの？
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、心配は必要ありません。
ヒアルロン酸は元々体内に存在しているムコ多糖類の一種なので、体に安全です。
特にこのヒアルロン酸注入法は手術時間も30～40分と大変短く、手軽に行える事から豊胸手術のプチ整形といえるでしょう。
ただ、ヒアルロン酸は体内に吸収され、豊胸の効果は1～2年で消える為に胸の大きさを維持するためには、再手術が必要だという点が注意です。
手法や効果も様々ですが、昔よりもずっと身近なものとなった現代のバストアップ手術、あなたもチャレンジしてみませんか？