胸について悩んでいるときは、思い切って人に相談してしまうのがよいでしょう。
悩みは自分の中に溜め込んでいると、どんどん悪化してマイナス思考になってしまいます。
人からしたら「たかが胸のことで?」とか「他に悩むことないの?」とか「能天気な悩みでうらやましい」
と言われてしまうかも知れませんが、本人にとっては大変大きな悩みです。
人によっては胸のサイズや形で悩みすぎ、心身のバランスを崩してしまう人までいるのです。
またこうして悩むことは、女性ホルモンにも重大なダメージを与えます。
バストは9割の脂肪と1割の乳線、そしてそれを支える大胸筋や腹筋でできていますが、胸を「育てる」のはこの乳線の役目なのです。
ここから放出される女性ホルモンが、丸みを帯びていてやわらかく豊かな胸を育てる因子になります。
しかしストレスはこの女性ホルモンの分泌量を減少させ、バストアップを阻害します。
また肌荒れやくすみの原因となるので、事態は更に悪化します。
胸についての悩みがストレスを呼び込み、ストレスが女性ホルモンのバランスや分泌量を崩し、バストアップを阻害したり肌をあれさせたりする。
そして、それが更にストレスになる――――こうなってしまっては、もう悪循環です。
バストアップの悩みは、決して軽んじられるべき問題ではありません。
他の人との違いが気になる思春期ならばなおさらです。
近しい女性がいて、かつその人が前述のように心無い言葉を投げかけるような性格でないならば、思い切って相談してしまいましょう。
胸のこと、体のことで悩むのは、恥ずかしい事でも小さな事でもありません。
それに体のことを「誰かに相談する」という素地を作っておくことは、病気などのサインを把握し、受診への流れをスムーズにするということにもつながります。
胸にしこりがあるけれど、医者にかかるのは恥ずかしいし気後れしていて、結果的に乳ガンの発覚が遅れた、などという冗談にならないケースもかつてはあったのです。
思い悩み、手術をとまで考えているならば、この「相談」は更に大きな意味合いを持ちます。
事前カウンセリングという名前の相談や説明を十分に施してくれないクリニックはそれだけで信用ができないものです。
相談し、方向性を決めるという事は、バストアップを効果的に行う意味でも必要不可欠な事です。
自分ひとりで悩まず、軽い気持ちで切り出してみましょう。