生理前1週間くらいになるときまってニキビがポツリとできるということがある方は少なくないのではないでしょうか。
この時期は「黄体期」といって、黄体ホルモンの分泌が活発になり、皮脂分泌を促進させる影響があります。
加えて肌の代謝も悪くなる時期なので、ニキビができやすい肌環境にもなってしまうのです。
この時期は敏感肌になりがちなので、なるべく新しい化粧品を試すのは避けましょう。
そして、改善策として、生理前はなるべくビタミンを多く摂取しましょう。
参考までに、ビタミンB群は皮脂分泌を抑える効果、ビタミンA群には肌の新陳代謝を高める効果があります。
また、睡眠を良くとり、規則正しい生活を心掛けると良いでしょう。
生理前ニキビの状況が悪化する方で、黄体ホルモンエストロゲン製剤により症状の改善が見られることもあるので、一度、お医者さんに相談してみるのも良いでしょう。
ピルでニキビ治療
ニキビはホルモンバランスの乱れが原因の一つでもあります。
特に、生理前は黄体ホルモンの影響で皮脂分泌が活発になるために、ニキビが出来やすくなります。
妊娠を希望する方にはピルによるニキビ治療はできませんが、ピル服用により、ホルモンバランスや月経周期の改善を行なうことでニキビがおさめるという方法があります。
ピルにもいくつかの種類がありますが、第三世代のピルといわれているマーベロンがニキビ治療に効果的です。
ただし、マーベロンは保険適用外のため、1ヶ月分で8000円が目安です。
診療所や病院によって値段も変動してきますので、いくつかかけもちで診断してもらうのも経済的によいのではないでしょうか?
ただし、効果には個人差があり、ピルでニキビ治療をするはずが、逆に悪化してしまったという人もいます。
また、治療の初期段階は思うようにホルモンバランスを整えることが難しいため、ある程度時間をかけて様子を見た方がよいという意見もあります。
妊娠とニキビ
妊娠中、特に妊娠初期はニキビが出やすいです。
妊娠ニキビの原因は、ホルモンバランスの乱れが主であると言われています。
妊娠中は、下手にお薬も飲めないため、外用薬や化粧品に頼るのが良いでしょう。
妊娠中はお肌も敏感になってしまうので、敏感肌用化粧水がオススメですよ。
また、おなかが押されて便秘になりがちなのも、妊娠ニキビの要因です。
食生活で食物繊維やビタミンの豊富な野菜をしっかりと摂取するなどの地道な改善方法が望ましいです。