ニキビは、種類や特色、肌質を正常に理解して、初期の時点で治療をすることが重要です。
ですが、ニキビ跡が残ってしまった場合も効果的にニキビ跡を消す手段があります。
ピーリングは、ニキビ跡治療法の一環としてエステや皮膚科で技術を受けることができます。
ピーリングというのは、果物の皮などを“剥く”っていう意味があります。
皮膚の構造は、「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層から形成されています。
ピーリングは、表皮や毛穴に残った汚れを古い角質ごと取り去るということです。
そうすることで、皮膚の新陳代謝を向上させ、皮膚本来の作用がより活発になり、ニキビ跡のない綺麗な肌質へと変っていく仕組みになっているのです。
このピーリングは、顔のニキビ跡はモチロンのこと、胸元や背中など身体全体のニキビ跡治療法として施術ができます。
又、肌質にあわせたピーリング効果のあるピーリング石けんもあり、自分の家で顔を洗うことをすることによって、ニキビ跡改善効果が期待出来ます。
ただし、ピーリングソープは敏感肌の方には向いていない場合もありますので、様子を見ながら、肌の強い人でも週に1回の特別なお手入れとして取り入れてあげるとよいでしょう。
ケミカルピーリングでの ニキビ跡治療
ニキビ跡の治療法には、食習慣の再検証やスキンケアなど自分自身で出来るものもあります。
ですが、重度のニキビ跡を治療するには、専門医の診察を受けて行なうことが必要なのです。
専門医によるニキビ跡治療法の一環として、ケミカルピーリングがあります。ケミカルピーリングというのは、皮膚の「表皮」だけでなく「真皮」までを溶かして行なう治療法です。
皮膚は「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層から形成されています。
皮膚は、28日周期で新陳代謝を何度も繰り返し、古い組織が剥がれて表皮から押し出そうとします。ですが、毛穴が詰まると、老廃物が皮下にたまってしまうのです。
ケミカルピーリングは、AHA(アルファヒドロキシ酸)等の化学薬品を使い、皮膚を溶かして新しい皮膚組織の再生をするもので、ニキビ跡にも効果的な治療法です。
皮膚を溶かすというとなんだか怖いイメージがありますが、AHAはエステでも使われる安心な成分なんですよ。
また、ケミカルピーリングは、肌のくすみ、肌あれ、ドライスキンのほか、肉割れや妊娠線といった女性独特の悩みに対する治療法としても効果的です。
ただし、ケミカルピーリングの前後には十二分なケアが必要なので、皮膚の問題を避けるためにも医師とよく相談しましょう。