歯科という広いカテゴリの中に、審美歯科というものがあります。
例えば、「過去に行った虫歯の治療で、笑ったときにちょっと金属の詰め物見えてしまうので、これを目立たないように治療してほしい」とか、
「歯が黄色くなっているのが気になるので、白く輝く歯を取り戻したい」とか、
さらには「昔から歯並びが悪くて、コンプレックスを持っていたので、これを矯正したい」
といった歯の美しさに関するお悩みをお持ちであれば、それこそ審美歯科の出番といえるでしょう。
審美歯科で行っている歯の治療には様々なものがあります。
例えば、黄ばんでしまった歯に輝きと白さを取り戻すために、ホワイトニングというものがあります。
また、抜け落ちてしまった歯に対して、以前までと変わらないような噛み合わせでかつ、見た目も通常の歯と変わりがない状態にするインプラントという技法もあります。
さらには、歯並びが悪くて気になっていらっしゃる場合にも、目立たずに歯並びを改善する矯正もあるのです。
こういった審美歯科での治療においては、一定の流れがあります。
まずは歯をどのように改善したいのかという要望を聞くとともに、それを実現するにはどのぐらいの費用や期間がかかり、どのような治療を行うのかといった提案も行います。
もし、金額面や期間などで要望があれば、それを加味しながら、治療方針を決定していくのです。
次に、口の中の実際の状況をチェックします。
要望だけを聞いただけでは、一般的な治療方法しか分からないものです。
しかし、歯は人それぞれに特徴が異なります。
そのため、実際にチェックした上で、具体的な治療方針を決めていくわけです。
その後、実際に治療を行いますが、終了しても、アフターケアという形で、その後の状況を逐一検査していきます。
一定の検査が終わっても、半年後、1年後の状態をチェックするために、定期健診も欠かさず行うことが大切です。
このように、治療に関してはカウンセリングからしっかり行った上で、さらにアフターケアもマメに行っていくのが審美歯科の役割でもあります。
キレイで白い歯を手にするためには、このような長期にわたる治療方針を理解していただくことも非常に重要なのです。