通常の虫歯などで金属の被せ物をするケースは多くあります。
その際、奥歯であれば、口を大きく開き、さらに覗き込まない限りは目立たないかもしれません。
しかし、笑ったときなどに金属の被せ物が少しでも見えてしまうと、口を大きく開けるごとに抵抗を感じてしまう方も多いことでしょう。
やはり、金属の被せ物が見えてしまうと、相手にも「この人は被せ物が見えている」と思われてしまうのではないか…
そういった抵抗感からコンプレックスを抱くケースもあるのです。
そこで、審美歯科ではセラミッククラウンと呼ばれる被せ物を使用して、普通の歯と同じように見せることができます。
セラミックとはつまり陶器製であるがゆえに、金属とは違って、白く輝く歯を実現できます。
また、歯の白さに関しては、周囲の歯の色をあわせる微調整を行うことが出来るため、より自然な感じの歯に仕上げることが出来ます。
さらに、プラスチックの被せ物の場合は、壊れやすかったり、色が変色しやすかったりするのですが、
セラミッククラウンは比較的丈夫な作りになっているとともに、
変色しにくい特性があるので、長期間にわたって安心して使うことが出来るのがメリットであるといえるでしょう。
ただし、通常の被せ物とは異なり、歯を削る部分が多くなるというデメリットがあるのは確かです。
しかし、１本程度の治療であれば、１ヶ月もあればすべての治療が終わります。
保険適用外の治療となるので、治療費は高額となりますが、もし一定期間内にセラミッククラウンが破損してしまった場合は、
再度、つけなおしてもらえる保証制度を用意している審美歯科もありますので、万が一の場合でも安心できます。
金属を使わないで虫歯を治すオールセラミック技術を紹介
通常、虫歯が悪化すると、その治療に当たって金属やプラスチックで出来た被せ物をすることが多くなります。
症状が重い場合は歯の神経を取った上で被せ物をするということもあります。
しかし、この被せ物ですが、金属製の場合は銀色が大変目立つために、前歯に行うことはためらってしまうものです。
笑ったときに見えるのは、やはり嫌なものです。
逆にプラスチック製ならば色は目立たない反面で、硬いものを噛んだときなどに割れやすいというデメリットがあります。
このように虫歯が悪化したことによる被せ物以外にも、事故などで歯が抜けてしまい差し歯にしている場合に、審美歯科ではオールセラミックという治療法があるのです。
オールセラミックとは被せ物や差し歯をすべてセラミック製の材料で出来たものに替えることを言います。
セラミックはつまり陶器に使われる材料であるために、笑っても普通の歯と見分けが付かないのがメリットと言えます。
白さも周りの歯に合わせるなどの微調整が可能であり、食べ物などにより着色する度合いも小さいのです。
また、金属アレルギーをお持ちで、被せ物に金属を使うことが出来ない場合にも効果的です。
体に優しい素材であるがゆえに、アレルギーを発症する心配もありません。
このようにオールセラミックには様々なメリットがある反面で、金属ではないために、硬いものを噛んだり、
また外からの強い衝撃があったときに欠けてしまいやすいというデメリットがあることも理解しておきましょう。
オールセラミックにするにあたって気になるのは費用でしょう。
通常は保険適用外であるため自費でも治療となり、１本に１５万円前後と高額となります。
しかし、歯科によっては長期にわたって保証してくれるところもあるので、万が一、オールセラミックの歯が欠けてしまった…
などのアクシデントにも対応してくれるために安心感があります。