歯周病の危険性というのは実は男女差があるというのをご存知だったでしょうか?
男性と女性の差といえば、一番は子どもを産めるかどうかでしょう。
そこに歯周病の危険性の差があります。
実は女性が妊娠しているときに歯周病にかかってしまうと、早産してしまう可能性があることがわかっているのです。
実は歯周病が他の病気に悪さを仕掛けて、さらに病期の進行を早めたりすることが分かっています。
例えば糖尿病患者の場合は歯周病によってインスリンの効きを悪くし、さらに糖尿病を悪化させることがあります。
それと同じように妊娠中の女性も歯周病は大敵なのです。
アメリカの調査では、歯周病の妊婦は、健康な妊婦の早産の可能性が約4倍も上がるという風な調査結果もあります。
じゃあどうしたらいいのか?という話なのですが、妊娠中ほど歯周病に気をつけるべきです。
そして歯周病にかかったときはすぐに歯周病の治療をしましょう。
歯周病予防には歯医者さんに相談してもらうのが一番いいのですが、治療・予防共に必要なことはしっかりと歯磨きをすることです。
歯磨きをし忘れて寝てしまうなどはもってのほかです。
また不眠やストレスもできるだけ避けてください。
体の免疫力が落ちて、歯周病に掛かりやすくなってしまうのです。
不眠は体力が落ちますし、ストレスは免疫力を乱す素ですから、気をつけてください。
歯周病は悪化してしまうと、最終的には歯が抜け落ちてしまう恐ろしい病気です。
入れ歯になって生活するわけですが、もしそれが自分自身だけならまだいいでしょう。
しかしお腹の中の赤ちゃんにまでも影響があるとしたら、皆さんどうでしょうか?
歯周病を放置しておけるでしょうか。
自分のためにも、そしてお腹の中の赤ちゃんのためにも、妊娠中ほど歯周病予防に気をつけて欲しいと思います。