歯周炎というものを知っていますか?
あまり知られていない言葉だと思いますが、歯周炎は歯周病の一種です。
歯周病というのはその感じが表しているとおり、歯の周りの病気全般を指します。
歯茎が腫れたらそれは歯周病ですし、歯茎から血が出たら、それも歯周病です。
すべてのことが歯周病に当てはまります。
じゃあ歯周炎というのはなんですか?
ということになると思いますが、歯周炎というのは歯肉炎がさらに進行したものだと考えてください。
歯肉炎というのは歯周病の一種なのですが、歯の周りにある歯茎が炎症を起こすことです。
歯茎に歯周病菌が入り込み、腫れを引き起こすのです。
そこからさらに症状が進むと歯周炎になります。歯周炎というのも歯周病の一種で、歯肉炎がさらに進行して、歯を支えている骨までとかしてしまうものです。
歯というのは骨の中に突き刺さっていて、その骨を歯茎がコーティングしているようなイメージです。
ですから、歯茎よりも奥にある歯がドンドン溶けていってしまう、それが歯周炎なのです。
そのため、歯医者に行って「これは歯周炎ですね」と言われたら、最悪抜歯をしなければならない可能性もあるので気をつけてください。
歯肉炎ならばまだブラッシングや軟膏などの対処で済みますが、歯周炎になると、骨が溶けて歯を支えきれなくなる可能性があります。
そうなれば、噛むと痛みが走り、そのまま入れ歯になるということもあるのです。
簡単にまとめると、歯周病というものの中に歯肉炎と歯周炎というものがあり、その二つのうち、歯周炎の方が病気が進行したものだということです。
そしてそれを放置していると、そのまま歯を抜かざるをえない状況になるということなのです。