あまり知られていない糖尿病と歯周病の関係性

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医療の進歩というのはIT技術の進歩と同じくらい、毎日新しい医療が生まれています。

例えば新薬を開発したり、新しい手術の方法が提唱されたり、予防法が言われたり、多くの人たちの手によって、医療は前進を続けているのです。

そしてそれによって今まではわからなかったことも、わかるようになってきました。

例えば糖尿病と歯周病の関係などはその良い例だと思います。

糖尿病といえば遺伝や食生活・運動習慣などによって起こるとされているものです。

そして歯周病といえば多くの人がかかることがある、口腔内の病気です。

この二つの病気は一見するとなにも関係がないように思われますが、実は密接に関係していることが分かってきたと言われています。

まだまだわからない部分も多いようなのですが、肥満の人が多い糖尿病はTNF-αという物質がたくさん作られるようです。

この物質は炎症反応を起こすと言われており、TNF-αが多い人はずっと炎症を起こしたままであるということになります。

そうなると当然歯周病などの病気には弱くなるので、歯周病に掛かる人が多くなるというわけです。

歯周病は誰でも掛かる可能性のある感染症ですから、歯周病が多く発生するというわけです。

それに加えて、歯周病の毒素がTNF-αを多く作り出すという風にも言われています。

そうなれば、さらに炎症がひどくなります。

またTNF-αによって血糖値を下げるインスリンの働きを阻害されるということもあるそうです。

インスリンがしっかりと働かないと、糖尿病が発症してしまうのです。

つまり糖尿病と歯周病は相互に作用することで、どんどんどんどん悪い方向へ二つの病気が向かっていく可能性があるのです。

そのためにもまずは歯周病をしっかりと治療し、糖尿病の進行を遅らせることが大事だということです。

なかなか普通では知られないことですが、知っていて損はないでしょう。

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