口臭の原因には、様々なものが考えられます。
その多くは口腔内の不衛生が原因で発生していると言われていますが、一部には口以外が原因になっている特殊な口臭もあるといいます。
それらの口臭に共通しているのは、分解しきれなかった悪臭の成分が原因になっているということです。
そこでここでは、それらの成分と、どのような臭いがするのか、またそれはどこが原因で発生しているのかを詳しく見ていきたいと思います。
まず一つ目の臭気成分は、アセトンという物質です。
これは、甘酸っぱいような、甘ったるい薬品のような臭いの口臭を発生させる原因になっています。
この口臭がしたときに疑われるのは、糖尿病です。
膵臓が正常に作用せずに、アセトンが分解され切らず、体内に残ってしまうためにこのような臭いが発生します。
そして二つ目は、アンモニアです。
こちらの物質名は、多くの人が聞いたことがあるでしょう。
これは、ご想像の臭いのとおり、尿のような臭いを口臭として発生させます。
このアンモニア分解を司っているのは腎臓ですので、もし口臭がおしっこ臭いというなら、この腎臓の不調が疑われるでしょう。
そして三つ目は、水素ガスです。
これは、便やおならのような、排泄物のような臭いのする口臭の原因となっています。
この臭いがしたときには、大腸の働きが低下していることが疑われます。
これらの口臭はいずれも、内蔵に原因があるものです。
そのため、いずれの成分が原因であるとしても、これらの口臭であると感じたら、
まずは専門医に掛かってしっかりと原因を判明させることが必要になるでしょう。
原因となっている臓器をしっかりと治療し、一刻も早く口臭解消に努めましょう。