口臭は遺伝するのか?たった一つの例外”魚臭症”

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遺伝、それは親やそれよりも上の世代から子に体格や疾患などがある程度受け継がれることを言います。

様々な面に置いてこの遺伝という現象は見受けられます。

例えば、父親や母親と顔が似ているとか、両親とも視力が悪い場合に子供も幼いころから弱視に悩まされるとか、そういった現象も大枠で言えば遺伝であると言えます。

さて、この遺伝ですが、何も全ての身体的特徴が影響を受けるということではありません。

その例の一つとして挙げられるのが、口臭の問題です。

口臭の原因は、疾病などの特殊な場合を除けばそのほとんど全てが食事と口内環境に依存していると言われています。

そのため、一部特殊な疾病の発症しやすさ等の遺伝を除けば、一般的な口臭は遺伝しないと見るのが定説であるようです。

しかし、それにも実は例外が存在します。

それは、直接口臭に関係してしまう病気であるトリメチルアミン尿症、通称「魚臭症」の存在です。

魚臭症というのは、体臭や口臭が、その病名の通り魚の生臭いような臭いを持ってしまうという病気です。

普通は体内で分解される魚の臭いのようなものをもったトリメチルアミンという物質を分解する酵素が、

遺伝によって先天的に欠如しているために分解されず、体臭や口臭として残ってしまうという症状を持ちます。

この病気は残念ながら根本的な改善方法を持っていません。

この症状に対する策は、トリメチルアミン化する物質を多く含む食事を極力抑えること以外にはないようです。

例えば、魚介類や豆類、肉類などがこれに該当します。

それらの食品は言うまでもなく今の日本での食生活を支える大きな柱となるものですので、全て排除することはもちろん出来ませんが、

これらの摂取量を控えることで、多少改善を見ることができるかもしれません。

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