起床直後、なんだか異様に口臭が気になる。
そう感じた方は少なくない筈です。
我々は眠っている時、当然ですがほとんど口を動かしません。
つまりそれは、口臭予防に必要な唾液の分泌が無いという事です。
この唾液分泌の減少が口内の細菌の増加へと繋がる為、起床直後に普段より強い口臭を感じる要因へとなるのです。
ただ、寝起きの口臭は日常的に起こる口臭なので、特別な治療は必要としていません。
簡単な対策によって解決できるので、安心して下さい。
まず、この寝起きの口臭は朝の歯磨きで簡単に解決できます。
口をゆすぐだけでも、充分な効果があります。
また、食事による咀嚼を行ったり人と話したりする事で唾液の分泌を活発にするだけでも、この口臭は自然と解消できます。
ただし細菌を飲み込んでしまうのはあまり良策と言えないので、出来得る限り起床直後に歯磨きをしましょう。
それが一番効果的と言えます。
逆に、睡眠前の歯磨きを怠ると、この口臭は強さを増します。
しかも、睡眠前の歯磨きを怠ると寝ている時に口呼吸をしやすくなり、それが口の渇きを引き起こし結果的に更なる口臭の原因へと結びついてしまいます。
なのでこの口臭を予防する際には、起床直後の歯磨きだけでなく、睡眠前の歯磨きも必要不可欠なのだと覚えておいて下さい。
この口臭は誰にでも起こる口臭です。
しかし、だからといって容易に捉えるのはやめましょう。
口臭予防は周囲に対するエチケットです。
貴方自身も、生活や仕事のパートナーの口臭が酷ければ必ず不快な思いをする筈です。
かといって、口臭予防を重たく捉える必要はありません。
普段の生活中に歯磨きという項目をプラスするだけでも、立派な口臭予防です。
そうして予防していく事で口臭のケアが無意識で行え、結果的に周囲との関係の向上にも大いに役立つでしょう。