口臭がひどい人は日常でガムやタブレットを常に噛んでいたり、朝起きた後や寝る前にしっかりと歯を磨くといった対策を練っているかと思います。
では食事中や空腹時に口臭を抑えられる食べ物や飲み物はないでしょうか。
そんな都合のいいものはないのではとお考えの方は注目してください。
様々な匂いに対して、ものすごく効果のある飲み物があります。
それがお茶です。
口臭に対しても効果があります。
お茶は緑茶やウーロン茶、麦茶など様々ありますが、最も効果的なのが緑茶です。
緑茶に含まれるカテキンやポリフェノールが効果的なのです。
実はカテキンやポリフェノールは病院でも活躍しています。
外来でカテキン製剤やポリフェノール製剤という治療薬に形を変えて提供されており、初期の口臭治療には効果的な成分なのです。
では、効果的に緑茶を口臭防止に使っていくにはどのようにしていけばいいのでしょうか。
まず緑茶は食後に毎日飲むようにしましょう。
毎日飲むので、安いお茶でも構いません。
きゅうすにお湯を入れてお茶を飲んでいくのですが、まずは一杯普通に飲みましょう。
まだ効果が出ません。
そしてもう一杯お湯を急須に入れますが、この時に半分ほどお湯を入れておきます。
いわゆる「二番煎じ」です。
これが口臭には効果的なのです。
入れた後はそのまま放置しておき、数時間放置しておきましょう。
すると色は茶褐色に変色します。
飲んでみると、とても渋く苦い味に変わっていきます。
これは酸素によって酸化されていっているのと、お茶の葉っぱに含まれるポリフェノールやタンニンが溶け出しているからです。
これが非常に口臭に効いてきます。
そして、一杯飲んだだけでは効果は十分に出ませんし、何日間か放置してしまうと効果が薄れていってしまいます。
コップなどに取り保管する場合は、その日のうちに飲むことをお勧めいたします。
もしも数日間使いたいという方はこれに塩をひとつかみして入れてください。
この液体は様々な場面で口臭を消すのに効果があります。
例えば朝起きた時の口臭を防ぎたいケースでは、寝る前に液体を口の中へ入れた後、1分から2分程度飲みこまずに口の中を洗浄します。
そして吐き出した後に何もつけずに歯を磨きます。
最後に残った溶液でうがいを繰り返します。
そしてそのまま寝ます。液体が残っている状態な程効果的です。
これは寝ている間に細菌類をカテキンなどが防いでくれるためです。
そして歯周病に影響を与える雑菌にも効果があり、殺菌してくれます。
唾液が多く含まれている状態で寝ているときほど効果を発揮します。
最後に朝起きた後は市販の歯磨き粉を使って歯を磨きましょう。
これで歯にお茶の色がついてしまっても、綺麗にすることができます。
お茶は非常に口臭には効果のある飲み物です。
普段は全く飲まないという方も、これを機に飲んでみてはいかがでしょうか。