口臭の原因として、主な一つであると言われているのが、口内で細菌が増殖することです。
口内で細菌が増殖すると、どうしても悪い臭いとして口臭が発生してしまいます。
では、何故この口内での細菌の増殖が起こってしまうのでしょうか?
その原因の一つと言われているのが、口内乾燥、ドライマウス症候群というものです。
実は普段、口内の細菌増殖を抑えているのは、唾液です。
唾液が適量に分泌されていることによって、口臭が抑えられているのです。
そこで、この口内乾燥を防ぐ一つの手段として使えるのが、よく日本の食卓に上がる梅です。
梅といえば、一番に思い出されるのが梅干でしょう。
あの独特のすっぱさに口をすぼませながらも、日々食べる機会があるのがこの梅ですが、実は口臭の対策として使用することができます。
酸っぱいものを口に含むと、口内の反応として唾液が多量に分泌されます。
唾液には細菌増殖を抑える作用があるので、こうして唾液を分泌させることで口臭の発生を抑えることが出来るのです。
具体的な使い方としては、梅干などにした梅を、口の中で長く転がすという方法です。
すぐに噛んで飲み込んでしまわずに、出来るだけ長い時間をかけて、味がなくなってくるまで梅干を転がすと、その分唾液が分泌されて口臭の対策となるのです。
朝出勤や登校の時にいつも飴をなめている方、その飴の代わりにちょっと梅干を舐めて見ては如何でしょうか?
普段付き合っている人の反応が、少しよくなるかもしれません。