歯周病と聞いて、アナタは何を思い浮かべますか?
歯磨きが不十分だった?虫歯の原因?歯医者で治せる?
等々人によって様々かと思いますが、この歯周病、実を言うと口臭の大きな原因の1つなのです。
そもそも歯周病とは、ペリオとも呼ばれ、それ自体が病名ではなく、歯周組織に発生する疾患の総称なんです。
つまり、心臓の働きが鈍くなって起こる病気(例:心筋梗塞、狭心症)の総称を心不全と言ったり、
脳血管が関連する疾患(例:脳出血、脳梗塞)をまとめて脳卒中と呼ぶ事と同じです。
歯周病に分類される代表的な疾患は、歯肉炎や歯周炎となります。
歯垢が主要な原因の1つである事が多いのですが、歯垢によらないものもあるのでなかなか複雑ですね。
この歯周病が発生すると、歯ぐきの部分が炎症を起こし、その部分が膿んでしまう事により、細菌繁殖が起こり、
細菌による分解作用の結果、強烈な臭い、つまり口臭を生み出してしまうのです。
つまり逆から言うと、歯周病を治療する事によって口臭を元から断つことができるのです。
では、市販のもので、この歯周病に効くものは一体どれだけあるのでしょうか。
歯磨き粉やサプリメント、マウスウォッシュ等、あまりにも多すぎてどれを選んだらいいのか分かりませんね。
ただ、市販薬はあくまで症状の緩和や予防が目的の薬となってしまうので、根本的な治療にならないそうです。
やはり、歯科へ通った方が良いようですね。
歯科に行く事により、歯垢の除去や歯周病治療薬の処方、歯周病の予防のためのブラッシングの指導等もしてもらえると思いますので、長期的に健康な歯を維持する事が出来ます。
ただし、かなり詳細に予防手順を踏まなければならないので、努力と根気が必要です。
最近ですと、歯周病を専門とする専門医制度というものが厚生労働省より認可されているので、
日本歯周病学会の試験に合格すると歯周病専門医を名乗ることができるそうです。
問い合わせてみるのも1つの方法かと思われます。