多汗症とワキガの違い

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多汗症とワキガを一括りにする人がいます。

汗臭さとワキガの臭いは違います。
欧米の中には、多汗症はあってもワキガという概念すらない

そういう国もあるそうです。
文化の違いで人々の悩みも異なります。

多汗症とは、異常なほど汗を掻く症状を言います。

ただの汗っかきではなく、精神的な原因などによって発汗機能が異常になることで起こります。

具体的には、人間関係によるストレスなどが挙げられます。
自立神経が乱れることで正常に機能しなくなり多汗症になると言われます。

また、大きな病気が原因で多汗症になることもあります。
突然汗の量が多くなった場合などは特に注意が必要です。

その場合は早めに診察を受けましょう。
では、多汗症とワキガでは何が違うのでしょうか?

汗っかきの人は臭い人が多いし、それってワキガじゃないの?
そんな声が聞こえてきそうですが、この2つの症状は異なる症状です。

まず、決定的な違いとしては汗腺の違いです。
ワキガは、アポクリン汗腺から出る成分に雑菌が繁殖することで起こります。

多汗症は、エクリン汗腺から出る汗の機能が異常をきたし起こります。

多量の汗については、明確な基準はなく本人の主観による判断だとされています。

多汗症の人は常に汗の事が気になり、それが原因で対人恐怖症になる人もいます。

この点はワキガと似ています。
多汗症は幼児期に発症するパターンが多いそうです。

逆にワキガに関してはアポクリン腺が活発に活動しだす思春期に発症するパターンが多いです。

腋だけでなく頭や顔、手や足など、多汗症の人は様々な部位に大量の汗をかきます。

汗を気にする事で更に自律神経が乱れ、多汗症の症状を強める傾向にあります。

多汗症には、裏に大きな病気が隠れているケースもあります。
心配な人は一度病院で相談しましょう。

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良い汗と悪い汗

汗は体の機能として大事な働きをします。
汗は蒸発のときに熱を放出し体温調整を行います。

汗をかかなければ、体温は上昇するばかりで脳ミソはショートしてしまいます。

また汗には老廃物を排出するという大事な働きがあります。

生きていく上で欠かせない存在です。

しかし近年、汗を排出する汗腺機能の低下が指摘されています。

なんでも汗には良い汗と悪い汗があるとか。

どういうことが意味が分かりませんでしたが、調べてみてなるほどの納得がいきました。

今の世の中、夏なのに寒い、冬なのに暑い。
こういった矛盾した現象があちこちで体験されます。

OLの女性はオフィスでガンガン効いた夏場のクーラーに体調を壊されます。
電車の中で寒くて風邪を引く人もいます。

つまり、体温調整の必要が無いので汗をかかなくなっているのです。
確かに私自身もあまり汗を掻く機会がありません。

むしろ知らない間に汗をかくことを避けている傾向にあります。

汗には臭い、汚いというイメージが付きまとい、出来るだけ汗を出さないように生活しています。

しかし、これこそが悪い汗の原因なのです。
良い汗悪い汗、もちろん避けたいのは悪い汗です。

悪い汗とは、体の体温調整が必要なくなってきたために起こる汗腺機能の衰えです。

悪い汗をかくことで、様々なデメリットがあります

悪い汗をかくことで、体臭がきつくなります
エクリン腺から発汗される汗は本来無臭です。

99パーセントが水分で残り1パーセントが塩分だと言われます。

しかし、汗腺機能が低下するとミネラルや臭いの元となる成分まで発汗してしまいます。

やたらと汗臭くなったりする原因となります。
また、汗をかかないことで新陳代謝も悪くなります

新陳代謝が悪くなれば肥満などの原因にもつながります。

悪い汗はベトベトとして舐めると酸っぱいです。
良い汗はサラサラとして味はしないそうです。

普段から意識して汗をかく習慣が大切です。
ワキガの人は特に体臭に気をつけるためにも、汗をかきましょう。

気持ち良い汗を掻く事は、ストレス発散にもなります
健康的で清々しい生活を送るためにも、意識して汗をかきましょう。

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