ワキガの治療法の一つに注射があります。
日本でもワキガ分野の進歩によって様々な治療法が存在します。
症状によって同じ治療法でも治る人治らない人がいます。
万人に効く治療法は存在しないでしょう。
ワキガの治療に使われる注射とは、ボトックス注射です。
ボトックス注射は多汗症治療などに使われる注射です。
人間の汗腺を抑制する働きが期待されます。
人の汗はアセチルコリンと呼ばれる神経によってコントロールされています。
この神経をボツリヌス菌を含むボトックス注射で抑制するのです。
結果、汗腺が抑制されて汗を抑える働きを促します。
メスを使わない治療法で魅力的に感じます。
今でこそ少なくなりましたが、
一昔前のメスを使った手術には危険視する人が多かったです。
傷跡が思いっきり残ってしまったり、
すぐに再発したり、以前はそんな心配もありました。
今では煎除法などの技術も進歩して、失敗も少なくなったと言われます。
残念な事に一時的な治療でしかないのです。
個人差がありますが半年くらいの持続力しかないそうです。
ワキガ軽症の人で夏場限定で!
などなら良いかもしれませんが、重症の人には向かないでしょう。
一時的な目的でボトックス注射を打ち発汗を抑えるのは良いでしょう。
しかし、ワキガを根絶する目的で行う治療法ではありません。
ワキガが気になる人は一度クリニックや皮膚科で診断してもらいましょう。
本当はワキガではないかもしれません。
ワキガであったとしても重症、軽症の判断は自分では無理です。
1人で悩んで塞ぎこむと益々ワキガ臭とストレスは増大していきます。
電気分解法によるワキガ治療
ワキガの治療法に電気分解法という治療法があります。
これは主にエステで施術される治療法です。
永久脱毛やホクロ除去の手術としてエステで施術されています。
正確には、されていました、です。
現在は古い治療法となっています。
この電気分解法は脇下の毛穴を一つ一つ針で潰していく治療法です。
電気が走っている針で毛根を破壊する事で臭いも予防する治療法です。
一つ一つ手作業なので時間がかかります。
また、非常に痛みを伴う治療のため現在は行っていないクリニックが多いです。
現在の永久脱毛はレーザーで行うところが殆どです。
電気分解法の手術には、傷跡が全く残らないメリットがあります。
ワキガ治療ついでに永久脱毛できるところもメリットと言えるでしょう。
他のワキガ手術と違ってメスを使わない分、安全な治療法と言えます。
治療後の身体に対する負担も少ない事から、
すぐに仕事復帰しやすいところもメリットです。
デメリットは上記の通り時間が掛かる事。
脇の下には平均で800本の毛があるそうです。
これを一つ一つ手術するのでかなり時間がかかります。
他には、エステや美容外科で麻酔が使えない所だと痛みが酷い点も上げられます。
あとは、残念な事にワキガの再発が起こりやすいこと。
電気分解法は古い治療法ですので、あまり縁は無いかもしれません。
以前にこういった治療法があったんだという程度の知識で十分でしょう。
ただし軽度のワキガで一緒に脱毛もしたい。
そんな人にはメリットになることもあるでしょう。