腰痛、頭痛など身体の不調解消には、それに効くツボがあるように、便秘の解消にも効果的なツボがあります。
便秘の原因は、ストレスや日常生活、食生活などがありますが、特に食べた物が腸を通り便として排泄される過程における話ですから、
胃腸の働きをツボによって活発にさせることが便秘解消に効果的でしょう。
便秘は、腸内の善玉菌と悪玉菌のバランスが崩れたりすることで腸が活発に動かなくなってしまうことで生じます。
胃腸の働きを活発にさせるツボには、間使(かんし)、大巨(だいこ)、足のサンリ(さんり)があります。
間使は、手のひらを上に向け、手首にある横じわから指4本分を肩側に離れた位置で、2本の筋の間にあります。
指で押してみると圧迫感に似た痛みを感じます。
特に便秘の方は抵抗感がありますから、わかりやすいのではないでしょうか。
間使のツボ押し方法ですが、親指をツボに当てて残りの4本の指で支えながら1~2分、痛くて気持ちいい程度の力で押しながらも見ます。
すぐに効き目があるツボですから便意を感じた時にすぐにいきむことができるようにトイレで間使をツボ押しする習慣が効果的です。
大巨は、ヘソから外側、おなかの両側左右に指2本半の縦ラインと、同じく指2本半下に下がったラインが交わったところにあります。
便秘のひとは硬くなっています。
非常に硬くなっているので片方のツボを両手の人差し指と中指を重ねて押します。
やはり1~2分間、痛気持ちいい程度の力で押します。
最後に足の三里ですが、膝の皿の下から手の指4本下がった位置の向こうスネの外側にあります。
やはり、親指で押すと圧迫感があります。
このツボは、両足のツボに両手の親指を当てて、残りの4本の指をふくらはぎに回して、足を手で掴むようなカタチで、ツボをやや強めに1~2分間押して揉みます。