あなたは、「貧血」になった経験はおありでしょうか？
すいません、実は私は「貧血」にはなったことはありません…。
しかし時々朝礼などで若い女性が急に倒れてしまったりするのを見た時には、
（自分もいつかああなってしまうのではないか、もし便秘をしている最中に「貧血」になってしまったらどうなってしまうんだろう）…などと、
「貧血」で倒れてしまった女性の安否を気遣いながらもふとそんな不安が突然頭をよぎってしまったという体験がありまして…。
そこで今回は、もし自分だけではなく女性が「貧血」になってしまった時にどういう予防や対応が求められるか、
あらかじめ「貧血」の種類と便秘の密接な関係とともに調べてみたいと思います。
まず、なぜ「貧血」が引き起こされてしまうのかというと原因について探っていきたいと思います。
そもそも「貧血」とは、体の中の鉄分が不足してしまったことで起きてしまうものとされてます。
実は、この手の「貧血」は別名「鉄欠乏性貧血」と呼ばれているものです。
「鉄欠乏性貧血」は、体の中の鉄分が不足してしまうことも一つの原因とされていますが、それでは一体体の中の血液になぜ鉄分が必要とされているのでしょうか。
実は、この点こそ体の中の血液の構造にも深く関係しているものなのです。
血液の赤血球には、「ヘム」と「グロビン」という二つの物質を絶えず生産し「ヘモグロビン」として結合していくことによって健全な血液が作られ、
体中に血を運んでいつも私たちの体を健康体に成り立たせてくれている大切なものです。
特に赤血球内の「ヘム」という物質が存在するためには、鉄分が必要不可欠なのです。
もし鉄分が足りなくなってしまい「ヘム」が生産されなくなってしまったら、
「ヘム」は「グロビン」と結合できなくなり「ヘモグロビン」がスムーズにできあがらないばかりか、
血液の中に正常な「ヘモグロビン」が不足した結果「貧血」が引き起こされてしまう、というわけなのです。
これら「鉄欠乏性貧血」とは、主に過度なダイエットや偏った食生活だけではなく、実は妊娠中の女性は、
お腹の中の胎児に大量の鉄分の摂取が必要とされるための鉄分不足の原因、ということも考えられます。
ですが、これらの「貧血」は体が健全な状態であれば鉄分が豊富なレバーを食べるなどして摂取すれば症状はだんだん改善されていきます。
しかし、もし「貧血」の時に便秘になってしまった体が不調になっていたら私たちは一体どうやって鉄分を摂取していけばいいのでしょうか？
実はここに、「便秘と貧血」が密接に関係しているのです。
便秘とは体の中へ一定量の水分が不足してしまったために便が固くなり排出が難しくなってしまう症状です。
特に女性は妊娠中や出産時に体に大規模な変化が起きますので、実はこの時期こそがとても便秘を引き起こしやすい時期でもあるのです。
妊娠中の女性は、中でも「特妊娠初期」と言われる妊娠４ヶ月までの時期が便秘による貧血を引き起こしやすいとされています。
便秘中の時は、実は腸の中の老廃物や不純物が血液に取り入れやすい状態になってしまいそのまま不健全な血液が体の中を巡ってしまうという悪循環期なのです。
しかし、これらを解消し血液を正常な状態に戻してくれる手助けをしてくれる「造血剤」や「鉄剤」があります。
「鉄剤」には「クエン酸第一鉄ナトリウムのフェルミア」や「フマル酸第一鉄のフェルム」がありますので、
医師の指示にきちんと従って副作用の激しくない薬剤を処方してもらい飲んでおく、
などの対応をしておくことで鉄分の摂取の手助けをしてくれるので、
やがては便秘による貧血を解決の予防にも繋がってくるのです。