「飲酒って不妊の原因になるの?」という疑問について考えます。
飲酒と比較されやすいのが「喫煙」です。
喫煙については誰しもが有害であるとわかっていてやめられないんですよね。
それではお酒はどうでしょう?大酒飲みはきっとこういうでしょう。
「酒は百薬の長」なんだって。
しかし、このことわざはあくまで適量の摂取を指していることは本当はみんな知っているはずです。
少しの飲酒は身体が温まり、リラックス効果も得られますので、場合によっては良い影響をもたらすかもしれません。
それでは飲酒がもたらす悪影響について考えます。つい飲み過ぎてしまった・・・
勧められて仕方なく・・・そんなことが毎日毎日続いてしまうなんてことはありませんか?
その時は楽しく飲んでいても、実は、お酒の飲み過ぎは不妊症の原因になり得るんです。
お酒を飲むと男性ホルモンが分泌されます。
そして次に、酷使している肝機能を正常に戻すために女性ホルモンが大量に分泌されます。
男性ホルモンと女性ホルモンが同時に大量分泌されてしまうわけです。
それはホルモンのバランスを崩すことに繋がります。
ホルモンのバランスが崩れると、生殖機能が低下します。
勃起不全や精子の生成がされないといった不妊の原因となってしまうのです。
更に、精子の生成に欠かせない亜鉛の取り込みをアルコールが阻害してしまいます。
元気な精子の生成は妊娠には欠かせない要素ですよね。
それが損なわれるということは、不妊症の原因となるのです。
女性も同様にアルコールの過剰摂取によりホルモンのバランスを崩してしまう可能性があります。
女性のホルモンバランスが崩れると、生理不順や排卵障害、着床しにくくなるといった影響が現れます。
しかし、大好きなお酒を我慢するということはかなりのストレスとなります。
ストレスは自律神経のに悪影響となり、不妊症の原因となります。
ストレスが溜まらない程度に量や回数を調整することで、無理なく取り組んでいくことが必要です。