入院はどれくらい必要?子宮の腫瘍を摘出する手術方法とその期間

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子宮に腫瘍ができている場合、それが子宮筋腫だったとしたら、必ずしも手術が必要であるとは限りません。

しかし、手術が避けられないこともあります。いざ手術が必要だとなったとしたら、家を空けることなどを考えると、入院期間がどれくらいになるのかは気になるところです。

子宮筋腫の手術方法は、一つではありません。そのため、手術方法によっては入院期間が短くて済む場合もあります。

そこで、子宮筋腫を摘出する場合の手術方法と、必要な入院期間についてまとめてみたいと思います。

まずは、子宮を全て摘出する方法です。この方法を選んだ場合、その後妊娠することはできなくなるため、今後妊娠を希望しない人を対象として行う手術となります。

この手術方法を選んだ場合、開腹手術となるため、入院期間は10日前後となることが一般的です。

退院後、1週間くらい経てば通常の生活を送ることができますが、術後の経過に問題がある場合はそれよりも期間が長くなることもあります。

次に、筋腫のみを取り除き、子宮は残すという手術方法です。この方法を選べば、その後妊娠することも可能です。

この場合考えられる手術の方法は3つあります。

1つ目が、子宮を摘出する時と同じように開腹手術を行う方法です。子宮筋腫が大きかったり、複数あったりする場合にこの方法が選ばれます。

この場合は、入院期間も子宮を摘出する場合と同じように10日前後となります。

2つ目が、腹腔鏡下手術と言われる方法です。これは、お腹に開けた小さな穴から入れた腹腔鏡で、中を見ながら手術をするという方法です。

筋腫をお腹の中で小さく砕き、それをこの穴から取り出すため、手術の時にできる傷が小さくて済むので、その結果入院期間も開腹手術よりも短く、1週間前後となります。

3つ目が、子宮鏡下手術と呼ばれる方法です。

この手術で摘出できるのは、筋腫が子宮内に飛び出すようにできている場合に限られますが、この方法が使える場合、お腹に傷を作ることなく手術をすることができます。

これは、カメラを膣から入れて子宮内を見ながら手術を行うというものです。そのため、入院期間は上記のいずれの手術よりも短く、数日となります。

子宮筋腫ができている場合、以上のような手術方法があり、入院が必要な期間もそれによって違います。

子宮筋腫のでき方や大きさ、今後妊娠を望むか望まないかなど、それぞれの人が置かれた状況によって選ぶ手術方法が変わってきます。

そのため、入院期間だけを意識するのではなく、どの手術方法を選ぶべきであるのか、担当の医師とよく話をして、納得したうえで手術を受けるようにしましょう。

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