子宮筋腫があったとしても、それほど大きくならずに済むこともあれば、どんどん大きくなってしまうこともあります。
同じ子宮筋腫なのに、なぜそのような違いが出るのか疑問に思いますよね。それは、生活のしかたが人それぞれ違うからです。
もともと、子宮筋腫の状態の変化には、生活習慣も関連していると考えられています。
特に、体を冷やすことはよくないとされ、体を温めることを意識するだけで症状が落ち着く場合もあります。
そのため、腹巻きなどを利用して子宮周りを冷やさないようにすると効果的です。
また、体を温める食べ物として、大根やゴボウなどの根菜類を積極的に摂取することも勧められています。
さらに、食事に関して言えば、脂肪分の多い食事は子宮筋腫に悪影響を与えることもわかっていますので、それらを避けるとうこともできます。
つまり、日常生活の中で気をつけるべきことがわかれば、自分でできる対策もあるということですね。
それ以外にも、生活の中でできる対策があります。それが、ツボ療法です。ツボ療法は、様々な症状に効くとして紹介されていますよね。
その中に、子宮筋腫に良いとされているツボもあります。子宮筋腫に効果のあるツボは、手や足、お腹にいくつかあると言われています。
ツボを刺激するときには、無理に力を入れるのではなく、少し痛むけれど気持ちよく感じる程度の力で押すようにしましょう。
また、おおまかな位置はわかっても、ツボの位置は人それぞれ違うので、大体の位置を元にその周辺で痛みがある場所を自分で探すようにしてみましょう。
しかし、注意が必要なのが、ツボ療法で子宮筋腫が完治するわけではなく、また必ず症状が改善されるというわけでもないということです。
最初に挙げた日常生活で改善できる点もそうなのですが、それをすれば子宮筋腫が治るというわけではありません。
そのため、自宅でできることをしながら、定期的に検診を受け、子宮筋腫がどのような状態であるのかきちんと把握しておく必要があります。
そして、治療が必要な状態になったとしたら、主治医と相談しながら、必要な治療を受けるようにしましょう。