「生理痛がひどい」「生理が長引く」「経血の量が多いような気がする」・・・
なかなか人と比べにくいことでもあり、さまざまな悩みを抱えている女性は多いでしょう。
生理痛くらいでおおげさだと思われないか、ほかの人より痛みがきついわけではないだろう・・
などと痛みをがまんしているケースも、決して少なくはないはず。けれども、無理をして身体からのサインを見逃さないでください。
子宮筋腫・・小さな筋腫まで含めると、ほとんどの成人女性が持っているのではないかともいわれるほど、決して珍しくはない良性の腫瘍です。
筋腫があると、子宮内膜の表面積が広くなるため、月経時に剥がれ落ちる内膜の量が増えるので、経血の量も増えるという仕組です。
辛い生理痛とともに、経血にレバーのような塊が大量に混じっていたり、不正出血があったりするような場合には、一度、子宮筋腫の検査を受けてみてはどうでしょうか。
ある時期から月経期間が長くなったり、出血量が多くなったりしているときも要注意です。
月経期間外でも、腰痛や下腹部の痛みも現れたり、その他にも不妊の原因になっていたり、頻尿・便秘を起こすこともあります。
筋腫がなくても、過多月経や過長月経による貧血などの症状が出てくることがあったり、子宮腺筋症や子宮内膜症といった病気であったりする場合も考えられます。
また、原因となるものがひとつでない場合もありますので、いずれにしても「ただの生理痛」と放置せず、念のために婦人科で検査しておくとよいでしょう。