沖縄県在住 U.Aさん(42歳)
子宮筋腫というのは基本的にあまり手を付けないことで有名な病気です。
30代40代になってきた女性の3割がこの子宮筋腫を持っていると言われているくらい、ありふれた病気になっています。
原因もよくわかっていないのですが、ホルモンが関係していると言われています。
これを放置しておいても問題がない時は構いませんが、痛みがあるとか体がだるい、
これがあることが気になって精神的に不安定になるという時には切除をしたほうがいい、と言われています。
この考え方はおそらくクオリティ・オブ・ライフにつながっていると思われます。
クオリティ・オブ・ライフというのは生きている間は楽しく、そして人間らしくしておこうというものです。
子宮筋腫があっても何も変化がない人もいれば、激しい痛みを引き起こす人もいます。
激しい痛みがあるより無いほうが、人生は楽しいものです。
この考え方に基づくと、確かに痛みがあるときや生活に不都合があるときに限って子宮筋腫の手術をするというのは正しいと思います。
手術も麻酔などで死亡する可能性もありますから、簡単に判断をしないほうがいいということでしょう。
また手術の方式も最近は腹腔鏡手術が増えている、というふうに聞きます。
腹腔鏡手術は最新の治療術の一つで、患者の体外を大きく割くのではなく、できるだけ小さい傷で患部を切除してしまおうと考えられたものです。
これもクオリティ・オブ・ライフを考えられています。
なぜなら一般的にお腹にメスを入れる場合に比べて、小さい傷口で済むということは、それだけ体にダメージがないということです。
ダメージがなければ回復も早いですし、何より手術跡が気になるのは女性なら誰しもではないでしょうか。
最近の医療はすごいなと思います。
こんなにも患者の人生に寄り添って考えてくれているんですから。
子宮筋腫の治療法もおそらくそういうふうに患者に寄り添って最大限考え抜かれた結果なのでしょうね。ホントにお医者さんは私の尊敬の的です。