「高血圧」って言うのは、どういう症状で、どんな病気に関係があるのかちょっとおさらいをしてみましょう。
人の体内に流れる血液が血管の中を通るときの、血管内から外へ圧力がかかりますが、この圧力の事を血圧と言います。
体内へ送り出される血液は、心臓の筋肉が収縮して血液を押し出すが、この押し出す時に血管にいちばん強く圧力がかかる。
これが一般に言われる最高血圧であって、この値が基準以上になる事を高血圧症と言い、大きな病気の一つとなっている。
「高血圧」と言うのは、単に血圧が基準以上の値を示すだと言うものではなく、これが原因でいろいろな大きな病気のもととなる為、
日頃から充分注意し、まずは高血圧にならない予防をしていく事が重要なんですね。
高血圧は、特に血液を体中に押し出すポンプ役の心臓にとってはその働きはとても余計な労力になり、
負担も大きくなる為に、それだけ心臓病の一つでもある「心不全」の大きな原因となりうるものです。
ではいかに、心不全の原因となる高血圧を防止して行くかを考えてみましょう。
まず、高血圧と言う病気には、際立った自覚症状がほとんど無いと言うのが少々やっかいな事で、何か明確な病気が発見された場合はその原因究明で高血圧が判明しますが、
本態性の場合は中々気づかずに放置されてしまい、健康診断等で発見されることが多くあり、発見された時はKなり症状が悪化していると言うこともあって、注意が必要なんですね。
それを防ぐ為にもまず日頃から次のような防止策を心掛けることが重要です。まず一にも二にも、肥満を解消する事です。
昨今”メタボ”と、だいぶ普通の人にも知れ渡っている言葉があるように、肥満になる事自体が、生活習慣病の温床といわれています。
それは余分な脂肪が皮下や内臓に蓄積されて太ってくると血圧が高くなり、心不全の一因にもなりかねない状況になって来ます。
これを解決する為の一番手っ取り早い方法が、”ウォーキング”等の極普通に歩くと言うことです。
大きく手を振って、姿勢良く、毎日規則正しく歩くことによって肥満は確実に解消され、それに伴う高血圧も改善されることで、心臓病である「心不全」へのかなりの対策にもなって来ます。