「高血圧」と「網膜症」の関係においては、「高血圧網膜症」と言う病気があります。
簡単に言うと、高血圧が原因で網膜内に張り巡らされた毛細血管に障害がおよび、それによって網膜が上手く機能しなくなってしまうと言うものです。
まず血圧とは何かについてもう少し詳しくお話ししましょう。
定義としては、ポンプである心臓が体内に血液を送り出す時、その血液が流れる際に血管の内側にかかる圧力のことを血圧と言います。
その際、何かしらの影響によって血管が細くなってしまったりした場合に、基準値以上に血圧が上がる状態を「高血圧」と言います。
これが網膜症の主な原因になっているんですね。
「高血圧」の原因とされるものには、食塩の摂り過ぎがまずトップに上げられ、それに付随して運動不足やメタボと言われる肥満があります。
また最近話題にあっている、ストレスと言った生活習慣に関わる要因もとても大きく、親からの遺伝や、高年齢化なども関係しています。
「高血圧」と言うものは、ほとんどの場合目立った自覚症状が少なく、異常がないからと安心して、定期検査を受けずにいる事はとても危険なことです。
特に網膜症は毛細血管の異常で発症する病気である為、比較的経度な高血圧症であっても影響が出やすい病気とされています。
高血圧網膜症を予防する為の食事療法とは、まず”食塩を減らした料理を心掛ける”だけでも、かなり効果があります。
成人の１日の食塩摂取量は6ｇ未満が推奨されていますが、これは個人の体格、日頃の運動量等生活パターンによっても一概に言えるものではありませんので、
詳し事を知りたければ、主治医に相談されることがベストです。