「どうしても青汁で酵素を摂りたい!」という方へ

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青汁と酵素の関連性を知る前に、改めて『酵素とは何か?』を知っておきましょう。

酵素とは、消化吸収や排泄等、生物の生命維持に関する活動に必要不可欠な物質です。

しかし、酵素は熱に弱く(50度前後で死滅する)、市販の、特に粉末状の青汁の殆どに施される加熱処理により滅してしまう為、酵素を含有していないことになってしまいます。

『なら、加熱処理を止めればすむ話では?』と思った方の為に青汁に加熱処理を施す理由を説明します。

1.『食の安全の為に主原料となる緑黄野菜に加工の段階で高温の加熱処理による滅菌を施す必要がある』

日本の気候が大気中に雑菌が多く含まれている高湿度であること、また主原料となる緑黄野菜栽培時に農薬が使用されている場合があるので、

安全性を考慮するとやむを得ない結果となってしまった訳なのです。

2.『消費者のニーズに合わせる為には高温の加熱処理による加工法で大量生産しないと追いつかない』

単刀直入に言うと、この『高温の加熱処理による加工法』なら最も安直で大量に生産できる為です。

『大量生産・大量消費』のニーズに応える為にあえて品質を落とさざるを得なかったということになります。

では、『どうしても青汁で酵素を摂りたい!』という方の為に以下の方法を伝授します。

1.非加熱処理の青汁を選ぶ

加熱処理が止められないのであれば、『非加熱処理の青汁を選べばいい』のです。『そのような青汁が本当に存在するの?』と疑う方の為に。

近頃の、青汁だけでなく食品や医薬品等を取り扱うサイトで『スプレードライ製法(噴霧乾燥)』という言葉が見られます。

この方法では、液体を霧吹き等で空気中に吹き付けて乾燥させ、粉末を製造します。

吹き付けに使う液体に緑黄野菜の生絞り汁を使用する訳ですから、酵素は殆ど失われずにすむわけですね。

入手した青汁にこの製法が使われているかを見分ける方法はあります。

シェーカーに入れて振って混ぜてみてください。汁が泡立ち、尚且つ時間が経っても消えなければ、その青汁には『スプレードライ製法』が使われていることになります。

2.自作する

実は、青汁を一般家庭で自作することも、必要な材料と道具さえ揃っていれば可能なのです。

まず下準備として、材料の緑黄野菜の葉を用意します。

適しているのは、『キャベツ、ブロッコリー、小松菜、パセリ等(ケールと違い、これらの野菜はスーパー等でも比較的入手しやすい)』です。

この時、間違ってもほうれん草は選ばないようにしましょう(シュウ酸が多いので生食を続けると結石の原因になる)。

材料の野菜はよく水洗いし、細かく切っておきましょう。

それでは作り方ですが、代表的な方法として以下の三つが挙げられます。

・すり鉢でする(必要な道具:すり鉢、すりこぎ)

下準備で用意した野菜をすり鉢ですり潰し、ペースト状になったら布でこします。

一番美味しく仕上がりますが、全て手作業で行わなければならない為時間も労力も掛かってしまうのが難点です。

・ミキサーにかける(必要な道具:ミキサー、ミキサーの回転をよくする為の水)

下準備で用意した野菜を水とともにミキサーにかけます。かけた後のざらつきが気になるなら布やザルでこします。

こした場合、残ったカスは捨てずにとっておいて、料理に活用するといつものメニューがよりヘルシーに仕上がります。

・ジューサーで絞る(必要な道具:ジューサー)

ジューサーに入れる際に野菜を切る下準備を必要としない。カスが分断される為こす手間が省ける。

等と、この三つの方法の中では一番簡単に仕上がります。

自分に合った方法を選びましょう。

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