青汁のサイトのキャッチコピー、また通販サイト等の口コミでも『青汁でキレイ』等、『青汁は女性向けの飲料である』かのような文句が多く見られます。
そんな中、今回は男性、特に中性脂肪が気になる方に青汁の魅力を伝授します。
『中性脂肪なんて』と毛嫌いする前に、中性脂肪が何たるかを改めて知っておきましょう。
中性脂肪(中性脂質とも)とは、平たく言えば食事等で摂取されたエネルギーを蓄えておく、タンクの役割を果たしています。
状況に応じて脂肪酸へ変化し、生体の生命維持活動(体温調節等)で使われます(砂漠に生息しているラクダで考えると分かり易い。
コブに蓄えた中性脂肪を状況に応じて酸化させ、水分に転化させている)。
この時に使われなかった中性脂肪は体脂肪として体に蓄積されます(この時の蓄積量が過剰になった状態が、俗に言う『肥満』である)。
健康診断で『中性脂肪値が高いですね』と言われるのは、血液中のこの蓄積量が基準値より上回ったと判明したからなのです(この状態が『脂質異常症(高脂血症)』である。
『高血糖』・『高血圧』・『脂質異常症』のうち二つと『内蔵型脂肪肥満』が併発すると『メタボリックシンドローム』となる)。
つまり、中性脂肪は私たちが生きていく上で必要不可欠ではありますが、過剰摂取あるいは使用しないと牙を剥いてくる物質ということになります。
中性脂肪が蓄積される原因は、『暴飲暴食による過剰摂取』、『運動不足による不使用』にあります。
これを逆手に考えれば、一度体に蓄積された中性脂肪でも、生活習慣の改善等自身の心がけによっていくらでも減らすことは可能ということになります。
中性脂肪を減らす方法は多々ありますが、今回は食事療法、特に青汁ライフによる方法を紹介します。
中性脂肪を減らす食生活を心がけたい。と言うと、しばしば『食物繊維が豊富な食品』を勧められます。
その主な理由は、
『胃の中で膨らむことで食塊が大きくなり、粘着性も上がるので滞留時間も伸びて満腹感が続き、食べ過ぎが防げる』
『コレステロールの代謝や排泄を促進する為』等が挙げられます。
栄養価が豊富と言われている青汁ですが、実は食物繊維は1ないし2g程しか含まれていません。
確かに、数値だけで見ると微々たるものと感じるかもしれません。しかし、これを『飲み物で摂る』と考えるとどうでしょう?
朝昼晩の三食に1杯ずつ、おやつに1杯。これだけで4ないし8gも摂れます。
これは食物繊維が多い食品の代表選手にしばしば挙げられるサツマイモ約300g分相当(100g中に含まれる食物繊維=2.3g×3)と考えられます。
他にも食物繊維を多量に含んでいる食品は多々ありますが、摂取しなければならない量や調理の手間等を考慮すると、現実問題として続けるのはかなり難しいものです。
その点、青汁は1杯飲むだけですみます。
これなら簡単に続けられますね(その他の栄養も同時に摂れると考えれば一石二鳥という考え方もできる)。