体に良いと言われている青汁だから、何杯飲んでも大丈夫か？というと、そうではありあません。
何事も「過ぎたるは、尚及ばざるがごとし」というように、青汁の場合も過剰摂取による健康への悪影響が心配されるケースがあります。
基本的に、青汁は非常に薬効成分が豊富な健康食品ですから、１日に何杯も飲む必要はありません。
ほとんどの青汁は「１日に1杯」など、基本使用量が書かれていると思います。その量を守って利用することが、一番、効果的であるということなのです。
青汁はカリウム、リン、ビタミンKなどのミネラルの含有量が多いことが知られています。
これらは、人体にとって有用なミネラル分であって、適量の摂取をする限りにおいては、体のコンディションを整え、健康を保つのに役立ってくれるものです。
しかし、過剰摂取してしまうと、内臓に負担がかかったり、アレルギー反応をおこし皮膚疾患様の症状が出たり、、
吐き気や腹痛、便秘などの胃腸症状があらわれたりすることがあると言われています。
また、基礎疾患がある場合は、青汁が禁忌となるケースがあることも報告されています。
特に、ケールを主たる原材料としている青汁の場合、カリウムを大量に含んでいるため、腎疾患のある方が摂取されると、
腎臓のカリウム排出が病気によって困難なことから、高カリウム血症という症状が起こるおそれがあります。
また、血栓症要望の目的で、ワーファリンを処方されている方にとっては、青汁中に含まれているビタミンKが病状によくない、という心配もされています。
不妊治療を行われている方も、同様に、治療の薬剤と青汁の飲み合わせが心配されるケースもあるようです。
これらのことから、青汁を利用する前からお薬を使われていたり、通院治療中の方は、青汁を始める前に、主治医と相談をなさることをおすすめします。