青汁にはビタミンやミネラルが豊富に含まれていることは良く知られていますね。実はその他に意外な栄養素が含まれていることは、案外知られていないかも知れません。
それはタンパク質です。タンパク質は人間にとって、とても重要で生命を維持するために欠かすことが出来ない栄養素です。
タンパク質は肉、魚、卵、牛乳、大豆製品などに含まれます。
人の一日に必要なたんぱく質の量は体重1kg当たり1gです。体重が60kgですとおよそ60gのタンパク質が必要になります。
青汁の原材料である野菜にも、大豆のように植物性のタンパク質が含まれます。ただ、タンパク質という形ではなくアミノ酸として含有されます。
タンパク質は体内で分解されアミノ酸になることにより、栄養素として体に働きかけることができます。
植物性タンパク質は、最初からアミノ酸であるため、分解を必要とせず、スムーズに体に取り入れることが出来ます。
タンパク質は20種類以上のアミノ酸で構成されています。このなかには必須アミノ酸と呼ばれるものがあり、体にとってとても大切な栄養素です。
そのなかのどれか一つでも欠けると身体の発達に悪い影響を及ぼしてしまいます。
必須アミノ酸は体内で生成することが不可能なため、日々の食生活で摂取する必要があります。
タンパク質を摂取することにより、筋肉や骨、髪、血液や、酵素やホルモン、免疫抗体の原料などを作りだすことができます。
それだけではなく、血液中のコレステロール値を下げたり、脳の働きを活性化させ、精神を安定させる働きもします。
逆にタンパク質が不足すると抵抗力が弱くなり感染症にかかりやすくなります。筋肉の量が減るため、基礎代謝が落ち痩せにくい体質になります。
タンパク質は肌の張りを保つコラーゲンも構成しているため、不足すると肌荒れの原因になります。
その他、体力や思考力の低下なども引き起こします。
現在は肥満対策やダイエットによるタンパク質の摂取の低下が問題になっています。
野菜中心の生活を意識しすぎるばかりに、肉や魚の摂取が少なくなってしまうのです。
しかし、菜食主義の方、ダイエット中の方も、健康のためにタンパク質は必ず摂っていただきたい栄養素です。
青汁にはタンパク質の分解を助ける、ビタミン、ミネラルも豊富に含まれています。
ベジタリアンの方も、ダイエット中の方もそうでない方も、青汁を飲んで生き生きとした体つくりを目指しましょう。