豆乳入り青汁なるものがでてきた。「豆乳」と「青汁」どちらも、ちょっといただけないな、という方も多いのではと思う。
けれど栄養価はどちらも上質なたんぱく源と食物繊維、カルシウム、ミネラル、ビタミンなどの重要栄養素。
植物性同士で相性抜群。身体のためには最高のものばかりです。
まず、大豆にはその中に３割以上含まれる大豆たんぱくが、ダイエット効果や全身の血流を良くして動脈硬化を抑制する働きをします。
またサポニンも同じような働きがありますが、更に抗酸化作用も合わせて持っています。
レシチンはコレステロールを低下させ、脳の細胞を活性化させて認知症予防にも力を発揮します。
イソフラボンは女性ホルモンに似た性質で、乳がんや骨粗鬆症の予防にもなります。
その他、ビタミンＢやビタミンＥ、カリウム、マグネシウムなどの微量栄養素が含まれ、大豆そのものが、バランス栄養食とも言われている理由がここにあります。
今の日本人の食生活は、カロリーや動物性たんぱくは十分過ぎるほど足りているでしょう。
でも、それを体内に取り込む働きの酵素を作り出す元の緑色野菜が足りていないのです。
その結果、必要以上のカロリーや動物性たんぱくは、分解されず体内に残ることになり、肥満や疲労の元になってしまいます。
そこを上手く手助けできるのが青汁になってきます。青汁は食べたものの消化に役立つよう、食事時間に合わせて飲むのが一番です。
このように、人間の身体にとって重要な成分を持ち合わせた、大豆と青汁を一緒に飲むことが出来れば、鬼に金棒と言えるほど強力な健康補助食品になること間違いないでしょう。
そこで、敢えてその二つを合わせてみたら、あら！不思議、どちらも嫌な個性が消えて、豆乳でもない青汁でもないものに変身。
豆乳の豆の臭いはなく、青汁の青臭さも押さえられ、苦味も薄らいで全く別の飲み物のようです。一度試してみる価値はあると思います。
健康維持、体質改善のため、身体に良いものを積極的に摂る生活をお勧めいたします。