青汁の効能にはがん予防、ダイオキシン対策、アルツハイマー病などもあります。それぞれについて詳しく調べてみました。
まず、がんなどの生活習慣病を誘発させるのは、活性酵素だといわれています。
青汁には、ミネラル、カリウム、食物繊維のほかに、ビタミンA、C、Eも豊富に含まれており、これらには抗酸化作用があるのです。
抗酸化作用によって、活性酸素を阻害できるので、がんの発生を予防する効果があります。
実際のところ、青汁でおなじみのキューサイは、山口県大学との合同研究によって、青汁を飲み続けた人の体内で、
免疫力の強さを示す「ナチュラルキラー(NK)細胞」の働きが活発化することがわかりました。
さらに、免疫機能をサポートするサイトカインや、成熟T細胞もナチュラルキラー(NK)細胞の活性化を促していることも判明しています。
つまり、青汁には免疫機能を向上させるはたらきがあるのです。
長期間にわたって飲み続けることで、がんになるリスクを減らすことが期待できるでしょう。
青汁の効能 ダイオキシン対策
ダイオキシンは環境汚染の毒性をもつものとして、知られています。
毒といっても猛毒といわれるぐらい強いものですから、人体や動物に有害であり、発がん性さえ発見されています。
残念なことに、私たちは汚染され続けている地球で生きている以上、ダイオキシンを体内に取り入れてしまうのは避けて通れないことなのです。
ダイオキシンは脂肪に溶けやすいので、一度体内に入ってしまうと、脂肪に蓄積されてしまいます。
さて、この蓄積したダイオキシンを取り出すために、何が必要かというと食物繊維とクロロフィルです。
もし、毎日の生活で食物繊維とクロロフィルを摂取できればいいのですが、多くの人が無理ではないでしょうか。
しかし、青汁には食物繊維とクロロフィルが多く含まれていますので、ダイオキシンが体内に及ぼす影響を最小限ですが、減らすことができます。
つまり、がんの発生率を減らすことにつながるのです。
青汁の効能 アルツハイマー病
アルツハイマー病の原因はまだ不明の部分が多く、特効薬もだされていませんが、青汁を飲むことでアルツハイマー病を予防することができるのです。
青汁のなにがアルツハイマーにいいのかというと、青汁にたっぷり含まれている葉酸です。
葉酸を多くとることは妊婦にもとてもよいのですが、アルツハイマー病の予防にも効果を発しています。
実際のところ、葉酸の摂取量が多い上位25%の人は、摂取量が少ない人に比べて、アルツハイマー病のリスクが半分になったと調査でわかっています。
(米ニューヨークのコロンビア大学メディカルセンターの研究チーム)
葉酸を摂るときに気をつける点としては、生のままで摂るほうがよいということです。
というのも、葉酸は加熱するとその多くが失われてしまうからです。
その点、青汁だと新鮮な葉酸が生のまま凝縮されていますので、栄養の点は心配いりません。