別れた彼との子供を中絶せずに育てる女性…生活の実態に迫る

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すでに別れてしまっている男性との間に、子供ができたらあなたならどうするだろうか。

現実のデータとしては、元彼への気持ちがある・無いに関わらず、環境さえあれば産むことを選択する女性がほとんどのようである。

これは女性が本来持っている母性本能による行動だと思われるが、実際、中絶をせずに育てていくということに対しての、世間の目は冷たい。

誰でもはじめに、今は別れていようとも、子供の父親である元彼に、相談するだろう。

選択肢は三つで、子供をきっかけに復縁し結婚して家庭を築くこと。

そして、中絶という選択。

最後に、認知のみをしてもらって女手一つで育てていくという選択肢である。

もう別れていて気がない男性と結婚するのもある意味不幸だと思うし、二番目三番目の選択肢も、結局誰かが傷を負って不幸になる部分がある。

しかし女性というのは切り替えが早い生き物だ。子供ができたとなると、一瞬で女から母へと変貌を遂げる。

恋愛など捨てて子供を育てることに全力を傾けようとする。ただ、シングルマザーとして生きていくには相当の覚悟と相当の犠牲が必要となる。

周囲のサポートも絶対必要だし、1人では絶対に育てられない。

経済力だって必要で、母親1人で子供と自分の生活費を稼ぎながら育児をするとなると、それなりに短時間で高収入の仕事をしなければならない。

このような条件がすべて整う人なんて皆無に近く、最終的に中絶という選択肢を選ばざるを得ない人もいる。

現在、妊娠した女性の6人に1人は中絶という選択をしている。

その中で、妊娠した年齢が10代であればその6割が、20代前半でもその3割が、人工中絶をしているようだ。

何とも軽々しく見えるデータだが、決して軽い気持ちで彼女たちが中絶を選んだわけではない。

現在の日本が、シングルマザーに対しての保証が不足しているともいえるし、現在の日本の環境が、

シングルマザーという立場を弱くするような見方しかできないものになっているのかもしれない。

母子家庭に対して多少の保証はあるものの、それでも経済的には貧困であるために水商売をする母親はとても多いという。

母が働く間、子供は夜間の保育所に預けられ、明け方眠りに落ちた子供を母親が迎えに来て帰っていく。

保育園なら夜間も預け可能だが小学校となるとそうはいかない。

母親も子供も、心身ともにたくさんの犠牲を払いながら生活していかなければならないのだ。

元彼と別れた時点で妊娠に気づいたとして、中絶する選択はとても身勝手で、シングルマザーとして生きる選択はとても道徳的のように見える。

しかし、その一瞬の選択が今後の母子の人生を大きく変えてしまうために、相当の覚悟が必要となる。

その覚悟ができずに中絶をした人がいたとしても、それは責められるべきではないと思う。

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