別れ話の次の日に復縁!?付き合い方が激しい若者たち

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友人が彼氏と別れたというので、皆で慰め女子会をする。散々元彼の悪口を言って、新しい男性を紹介してもらうように手筈を組む。

やっぱり女友達が一番、もう元彼なんてどうでもいい!そういってその日は盛り上がる。

しかし数日後、なんとなくバツが悪そうに「元彼とヨリを戻した」と友人が言うのだ。

実は現代の若い人たちの間で、喧嘩別れと本当の関係の終わりの区別がつかなくなってきている。

大喧嘩して、もう別れようと片方が言い放って、売り言葉に買い言葉で「じゃあそうしよう」と、すぐになってしまうのである。

別れという言葉を使っているものの、実は別れる気なんて毛頭ない。

このような状態があちこちで見受けられる理由の一つに、携帯電話やパソコンなどモバイルの発達があると思う。

昔は電話も固定電話しかなく、話をするにもお互い自宅にいなければ電話ができなかった。

電話がつながらなければ、誰といるのか、どこで何をしているのか全く分からず、それを調べることもできなかった。

しかし現在では携帯電話の普及により、いつでも相手と連絡を取れる状態なので、電話に出ないというだけで「何してたの」と疑われる。

そして、さらにはGPS機能で、相手の現在位置を調べることすらできるので、怪しいと思ったときにその証拠をつかむ方法がいくらでもあるのだ。

だから喧嘩になりやすい。たとえそれが怪しい行動ではなかったとしても、怪しい行動だとみなす要因が一つでもあれば、喧嘩に発展してしまうのだ。

ケンカの原因がすぐ作られてしまう為、仲直りする方法もすぐ作られてしまう。

無料のチャットで簡単に謝罪をすることもできるし、お詫びの花束だって買いに行かなくてもインターネットでワンクリックで相手に届けてくれるような世の中だ。

ゆえに最近の若者は恋愛に対して忍耐力が極端にかけている。

昔は「耐え忍ぶ恋」なんてものが美学とされていたのに、今は電話の折り返しが1時間以上なかっただけで「浮気だ、別れる!」と平気でいう関係が当たり前のようだ。

ひどいカップルだと、5分以上相手の返信がなかったら、もう自分のことを愛していないと感じるのだという。

このような若者の付き合いの延長で、結婚して夫婦が増えていくのだから、当然離婚率は上がっていくだろう。

現在、20代前半で結婚したカップルの離婚率は5割に近いというデータもあるようだ。

心底嫌いになったから別れる、というわけではなく「気に入らないことがあったから別れる」という理由だから、

離婚後も再婚したり、付き合いがあったりと親世代の人間からは到底理解できないような関係を堂々と続けていくのである。

男女間でもここまでライトな付き合いをするくらいだから、友人同士や親子関係に至るまでも、

その浅い関係の築き方が当たり前になっていくような世の中では、将来とても不安である。

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