埼玉県在住 N.Aさん(45歳)
私達がバブルに浮かれていた時くらいじゃないでしょうかね、結構遠距離恋愛っていうのは流行っていたというか、すごいロマンティックなものと捉えられていたんです。
これはある会社のプロモーションが大きく関係していたと思います。
JRのCMがあったんですけれども、これが結構ロマンティックでみんなが憧れていたんです。
「こういう恋愛したいなぁ」と20代の人達までみんな思っていたと思います。
遠距離恋愛の彼氏がクリスマスから年末年始にかけて地元に帰ってくる、というものでした。
そこで彼女と会ってクリスマスや年末年始を過ごすわけです。
バブルって言うとホテルのレストランなど、高級なものを想像してしまいますが、こういう遠距離恋愛でロマンティックだったところもあるんです。
私はそういう時代が大好きでした。でも今は全然違いますね。
なんといっても電話だけじゃなくてインターネットもできたから、あんまり寂しい思いをしなくなったみたいです。
確かに携帯電話やメール、最近だったらインターネットを使って動画を見ながら通話できるものもありますね。
そういうのを見ていたら復縁したくて、みんながもじもじしていた時代とは違うんだろうなと思います。
遠距離だからわかれたけれども、また復縁したい、そういうことを考えないのでしょう。元々復縁するように別れたりもしないのでしょう。
復縁しなくても別れることもなくなるんだと思います。
また、そうやって遠距離だけれども顔を見ながら話をすることができるので、玉の休みに帰ってきて会う、
ということに対して今の若い人たちは私達の時代よりもロマンティストじゃなくなっているのかもしれません。
そういう技術が増えていくのはいいことなのかもしれませんが、昔ほどの不便さからくるロマンティックさのようなものがなくなっているような気がします。
昔はよかったという人が多いと思いますが、やっぱり昔のほうが良かったところも多いと思います。
遠距離恋愛をやりやすくなったかもしれないですが、ちょっとロマンティックさがなくなったように思います。