青森県在住 U.Bさん(30歳)
私は今、医療事務で働いているんですけど元々は医者を志望していました。
医者になって地元で働きたいなとか、医者になって社会貢献したいなとか、いろんな病気を治してあげたいなとかそういうことを考えていました。
でもそれは20歳の頃には無理だというので諦めました。
よく夢はあきらめないで続ければ叶うと言いますが、医者になる夢はそんなに簡単なものではありません。
私も最初はなれると思っていましたが、それは私には無理だということで諦めました。結果的に医療関係で働きたかったので、医療事務をしているというわけです。
医者はどんなに勉強方法を工夫しても、勉強ができたとしてもお金がかかるんです。それこそ普通の大学を卒業する以上にお金がかかります。
また一人前になるまでにかなり時間がかかるので、それまでアルバイトで食いつないだりしないといけません。
そんなことをしていたらまず間違いなくお金を持っている人しかできないのです。
私はお金を持っていない家庭と言うよりも、中流家庭くらいで育ちましたから、なんとか自分で奨学金をもらってやるしかなかったのです。
しかし奨学金はもらえませんでした。
だから恵まれた人しかある意味医者なんてなれないと思っています。
医者になれないとわかった時には絶望しましたが、それでも医療関係の仕事は他にもあるからと思って、医療事務の仕事をすることにしました。
これなら誰でも勉強さえ出来れば出来ますからね。
勉強方法は医者になろうと思っていたときと同じように、机にかじりついてずっとやっていました。
結果的に一番難しい資格も取ることができました。最初は無駄だと思っていた勉強でしたが、以外なところで役に立ったので良かったです。
医者にはなれないかもしれないけれど、誰かの病気を治したいというのなら、医療事務はいいかもしれません。
今の時代医療はチームワークになっています。医者だけではなく、病気を治す手助けを医療事務もやっているのです。
そんな風に考えて私は仕事をしています。