口内炎がエイズの初期症状?HIVによる口内炎の特長とは

発疹が出たことによって、HIV感染の初期症状ではないかという不安に苛まれる人がいるという話しを以前の項目でしてきましたが、発疹と同じように、HIVに感染したのでは?

エイズになってしまうのでは?という不安を持つ人がいる代表的な症状の一つが口内炎です。

発疹と同じく、発熱などの風邪症状とは違う症状であるに、HIVの初期症状ではという不安を募らせてしまう人が多いようなのです。

口内炎が発生してしまう主な原因は、鉄分やビタミンの不足、ストレスや睡眠不足、歯のかみ合わせ不良や、

歯ブラシなどによる粘膜への物理的刺激、唾液の不足、口腔の乾燥、.口腔内の不衛生、アレルギーなどの体質などがあります。

口内炎は偏食や体の疲労などによって出現したり、胃腸粘膜が荒れることで出現するなどとも言われています。

また、 細菌感染によって起こるものや、ウイルス感染によって起こることもあります。

HIVに感染したことによって初期症状として口内炎が出現することは確かにあります。しかし、その確率は感染者の10%程度といわれています。

特徴的な症状としては、口の中の粘膜に白っぽい病変ができることです。

これは口腔カンジタ症や、毛様白板症などによるもので、健康な人にもできるものですが、HIVに感染している場合には健康な人に比べて治りが遅い場合があることが知られています。

口内の白い病変がある口内炎がなかなか治りにくいという場合には、是非ともエイズ検査を受けていただきたいと思います。

また、赤紫、あるいは青い病変ができ、こぶ状のしこりになるカポジ肉腫という口内炎がありますが、

これが口内に存在する場合には、ほぼ100%HIV陽性と考えていいという、HIV感染者特有の口内炎もあります。

ただ、カポジ肉腫も含めて、口内炎に色々な原因で出来るものがあることから、口内炎の症状を素人が目視しただけで、

それがHIVの感染によるものなのか、他の原因によるものなのかを特定することは不可能です。

発疹の時にも述べたことですが、検査をして白黒はっきりさせることが一番確実な方法です。

HIVに 感染しているのではないかという不安が強すぎるために、感染不安に陥り、精神的ストレスが重なった結果、ストレス症状として口内炎が発生している場合もあります。

口内炎というのは、健康な人でも何かの拍子にできることがよくあるものです。

普段なら何とも思わないにも関わらず、不安があるためにすべてがHIVの初期症状に感じられてしまうといのは感染不安の症状として現れる可能性も十分あるのです。

不安を抱えたために症状を発症しているのであれば、検査を受けて結果をはっきりさせれば症状が改善されることも考えられます。

口内炎がHIVによるものなのか、それとも違うのかは、検査をしてみればすぐに分かることです。

逆に、検査をしなければ、HIVによるものなのかどうかを判断することは決してできません。

口内炎ができている、または出来ていたことで不安になり、このページを読んでいる人がいるとするならば、明日にでもエイズ検査を受けることをオススメします。