育毛剤は薄毛や抜け毛に効果があると聞きますが、本当に効果があるのか気になっています。育毛剤を使うとどんな効果が期待できるんでしょうか?
一般的に育毛剤は「髪の毛を育てる」ために使われるものです。
髪の毛を育てるためにはまず頭皮を正常な状態に整えていくことが必要となるため、育毛剤に含まれている成分によって悪化した頭皮環境を改善できるようになっています。
改善された頭皮環境は育毛しやすい状態になりますので、結果的に健康的な髪の毛が生えやすくなり、薄毛や抜け毛が緩和されていくというわけです。
育毛剤の効果としてよく間違われやすいのが「髪を生やす」という効果なのですが、これは育毛剤ではなく「発毛剤」に見られる効果です。
育毛剤と発毛剤は配合されている成分が異なるため、頭皮への作用についても全く違うものとなります。
育毛剤には発毛効果はありませんので、その点はあらかじめ理解しておく必要があります。
市販されている育毛剤はほとんどが医薬部外品ですから、脱毛症状を治療するような効果はありません。
しかし、発毛効果のある発毛剤は脱毛症状を治療する目的で使われるものであるため、
薄毛や抜け毛で悩む男性の約30%に見られる「男性型脱毛症(AGA)」の症状の緩和にも効果的です。
育毛剤の効果を期待して使用すること自体は間違っていませんが、育毛剤から得られる効果自体に誤りを持っている人が多いので、
育毛剤を使う前にはしっかり効果について理解することを忘れないようにしておきましょう。
また育毛剤の効果に頼るだけではなく、生活習慣を改善する努力も必要です。
頭皮環境は生活習慣が乱れることで悪化していくものですから、食事から摂る栄養のバランスを考える、
睡眠不足や運動不足を解消する、ストレスを溜めないようにするなど、自分でできる育毛ケアも心がけてくださいね。