脱毛・薄毛と並んで白髪は髪の悩みの1つとなっています。ここでは脱毛・薄毛のための育毛方法が白髪にも効果があるかについて考えてみたいと思います。
白髪の原因
髪の色はメラニンの量により左右されます。毛根でメラニンの量が減少すると、日本人の場合は黒髪から銀髪そして白髪へと変わっていきます。
メラニンの量は、ほとんどに場合加齢により減少していきます。
減少し始める時期は遺伝情報によって決まり、場合によっては生まれながらにして白髪と言う場合もあります。
遺伝のほかにも喫煙、病気、栄養失調、強いストレスなどによってメラニンの生産が滞り白髪となる場合があります。
脱毛・薄毛の場合と同じく、まずは自分の白髪の原因を見極めましょう。
いずれにしてもメカニズムについては未解明の部分が多く根本原因の解明は程遠いと言わざるを得ません。
ただ2011年になって脱毛、白髪の原因がXⅦ型コラーゲンの不足によるものだと言う研究発表がありました。
もしこれが真実であれば白髪の根本治療に道が開けるかもしれません。
しかし現在のところXⅦ型コラーゲンを体内で増やす方法は確立されておらず、今後の研究が待たれるところです。
脱毛・薄毛との関係
結論から言えばはっきりとした関係は分かっていません。
毛根には毛包幹細胞と色素幹細胞があり、毛包幹細胞が無くなると脱毛・薄毛となり、色素幹細胞が無くなると白髪となります。
この毛包幹細胞と色素幹細胞の間に関連性があるかどうかの詳細は分かっていません。
前記研究発表によるとXⅦ型コラーゲンがこの2つの幹細胞の維持に重要な働きを示すとされています。
脱毛・薄毛に対する育毛
脱毛・薄毛に対する育毛には育毛シャンプー、育毛剤、レーザー治療、経口薬剤、食事療法、生活改善など数々ありますが、基本的には次の点に纏められます。
(1)頭皮の血行改善
(2)育毛に必要な栄養補給(薬剤を含む)
(3)ストレス解消
これ等を自分の脱毛・薄毛の原因に合わせて実行することによって育毛を促進しています。
育毛による白髪への対応
前期育毛方法が白髪に対して有効なのかを検討してみましょう。
脱毛・薄毛との関係のところで述べましたが脱毛・薄毛は毛根の毛包幹細胞が無くなることで起こります。この対策として前記3点が挙げれれる訳です。
したがって同じ毛根に有る色素幹細胞にも良い影響があることは十分考えられます。
特に栄養失調、強いストレスなどが原因の場合は十分効果が期待できるでしょう。
ただし、これは検証された結論ではなく、あくまで予想されると言う程度と考えいただきたいと思います。