M字薄毛の育毛と対策方法について

スポンサーリンク

M字薄毛はAGA(AndroGenetic Alopecia:男性型脱毛症)により、毛髪が生え際から徐々に後退してM字様を呈しているものです。

ここではこのAGAによるM字薄毛の原因や対策を考えて見ましょう。

AGAとは

AGAは脱毛症状全体の中で95%を占め、何らかのAGA症状を持つ人は50歳以上男性で50%以上になります。

女性の場合はM字様は呈さず頭髪全体が細く薄くなっていきます。AGAの症状としては、次の様なものが挙げられます。

(1)思春期以後、こめかみの上辺りから脱毛が始まる。

(2)徐々に生え際が後退する。

(3)生え際がM字様を呈する。

(4)頭頂部が徐々に薄くなる。

(5)細い短髪が多くなり、薄毛が目立つ。

(6)女性の場合は生え際は変わらず、頭頂部から徐々に全体に細くなる。

つまりM字薄毛はAGAにおける(3)の状態と言うことで、さらに進行する可能性があります。

AGAの原因

はっきり判明している訳ではありませが、ホルモンのバランスが崩れるためと言われています。

現在、男性ホルモンのジヒドロテストステロン(dihydrotestosterone、DHT)がAGAの発症に関わっていることが分かっています。

家族に発症した人がいる場合、発症確率は高くなるため遺伝的にその形質は受け継がれると考えられますが、近年では生活習慣が大きく影響していると考えられています。

2011年になって脱毛、白髪の原因がXⅦ型コラーゲンの不足によるものだと言う研究発表がありました。

もしこれが真実であれば脱毛の根本治療に道が開けるかもしれません。

しかし現在のところXⅦ型コラーゲンを体内で増やす方法は確立されておらず、今後の研究が待たれるところです。

AGAの対策

誰にでも効果があるという対策は現在確立されていませんが、次のようなものが挙げられます。

(1)薬剤

AGAの治療薬には次のようなものがありますが、対症療法的に飲み続ける必要があるものです。

(a)ミノキシジル

理由ははっきりしませんが、服用すると頭頂部の脱毛に効果があります。ただしM字様の部分には効果は無いようです。

(b)抗男性ホルモン薬

DHTなどの男性ホルモンの作用を阻害する働きを持ちます。

(c)その他

その他にもAGAに効くと言われる薬剤がありますが、承認されているわけではありません。

(2)生活習慣の改善

はっきりした治療法がある訳ではありませんが、有酸素運動とストレスの減少が血中インスリンを減らし、

結果的にDHTが減少する効果があることが分かっていますので、生活習慣に注意して血中インスリンを低くし続けることがAGAに効果的だと考えられます。

(3)その他

現在行われている対策としては、この他に植毛や、脱毛部分の切除などがあります。

以上のようにAGAの対策は少なく、特にM字様の部分に効く育毛方法は極めて限定的と言わざるを得ません。

新しい研究に期待して、当面は生活習慣の改善など地道に対応していきましょう。

スポンサーリンク

よろしければシェアお願いします