アボルブは最近になって育毛の分野で注目され始めましたが、もともとは前立腺肥大症の治療に使われる医薬品です。
グラクソ・スミスクライン社で開発され、日本ではAGAの治療で有名なプロペシアと同等の働きをすると専門家の間では話題になっています。
2001年に米国で、2002年に欧州で、そして日本では2009年に厚生省で認可され、全世界80以上の国々で認可されています。
AGAによって髪の毛が薄くなる原因は、DHT(ジヒドロテストステロン)です。
このDHTが健全なヘアサイクルを崩し、髪の毛が薄くなったり、細くなったりしてしまいます。
アボルブ(デュタステリド)はこのDHTを抑制する働きがあります。
その為、AGAにとってアボルブはかなり高い効果を発揮すると見られています。育毛対策の1つの可能性に光がさしたという訳です。
また従来のAGAの治療薬であるプロペシアよりも、効果的に男性ホルモンを抑制するという発表もありました。
しかし、日本国内ではAGA治療薬として承認されていない為、簡単に入手する事はできません。
ただいくつかのクリニックでは、AGA治療薬として出されているようなのでその点は医師とご相談下さい。
誤解があるといけないので補足しますが、アボルブは日本国内では「前立腺肥大症治療薬」として処方されています。
ただこれだけを聞くと、「前立腺肥大症でない人はアボルブを飲んではいけないのではないか?」
と感じ、服用できないと感じてしまう方もいます。
しかし、前述したとおり2009年にアボルブは認可されています。「前立腺肥大症の治療薬」としてですが。
この部分が混乱を招くのですが、あくまでも「AGAの薬」として発売されていないと言うだけです。
その点も踏まえ病院やクリニックでのご相談をお勧め致します。
入手方法の1つとして個人輸入もありますが、これは危険を含むので避けた方が無難だと思います。
実際、日本で処方されるアボルブには説明書がついていますが(当たり前ですが)、個人輸入についてはそれが不足しています。
医師の判断が必要な物ですから、英語が理解できるからと安易に手を出さないで下さい。