豆腐は育毛に効果があるという話を聞いたことはありませんか?
もしかしたら「豆腐+唐辛子」の組み合わせが育毛に効果的だと思っている方も多いかもしれませんね。
この育毛方法は2004年に大学教授が発表したもので、唐辛子の辛み成分「カプサイシン」と豆腐などの大豆食品に含まれる、
「イソフラボン」を一緒に摂取すると発毛に効果がある可能性が高いという研究結果に基づいた方法です。
この研究によるとカプサイシンは人体の知覚神経を刺激し、カルシトニン遺伝子関連ペプチド(OGRP)というものを放出。
そのOGRPは毛髪の成長に重要なインスリン様成長因子を増やす効果があり、イソフラボンにはそのOGRPの生成を促進する作用があるそうです。
豆腐と唐辛子を同時にとることが大切
研究結果からみてもわかるように、どうやら唐辛子と豆腐を同時に摂取することが大切なようです。
カプサイシンとイソフラボン2つの成分が同時に作用してこそ、育毛を促進させてくれるみたいですね。
豆腐だけじゃだめ?
豆腐に含まれる大豆イソフラボンは、女性ホルモンであるエストロゲンと良く似た構造を持っていることは良く知られています。
エストロゲンと構造が似ているということは、働きも似ているということ。女性ホルモンには男性ホルモンを抑制する作用があります。
女性が男性に比べ薄毛に悩む人が少ないのもこの女性ホルモンの働きによるものです。
男性は男性ホルモンの分泌が多いおかげで、体毛が濃く、逆に頭部の毛髪は薄くなってしまうのです。
ですので、女性ホルモンと似た働きをするイソフラボンを適度に摂取することは、薄毛や抜け毛の進行を抑えるのに効果的と言えるでしょう。
また、イソフラボンには毛髪の成長を抑制する効果があるといわれています。ということは、生えてから抜けるまでの期間が長いということです。
カプサイシン+イソフラボン
イソフラボンだけでも十分、育毛効果は得られるような気がしますが、やはりより育毛を促進するためには、カプサイシンと一緒に摂取した方がよいでしょう。
なぜなら、イソフラボンだけでは「毛を増やす」という効果がいまいち薄いからです。
育毛を促進するにはまず毛を生やさなければなりません。そのためにはカプサイシンの助けが必要です。
毛を増やすと同時に守る。カプサイシンとイソフラボンは育毛にとって最強タッグといえる食品成分なのではないでしょうか。