強度のストレスを感じると円形脱毛症になりますがストレスが解消されると治ります。抗癌剤による脱毛も治療終了後、しばらく経つとまたもとに戻ります。
このように髪の毛はストレスに非常に弱い臓器である一方、再生能力は非常高い臓器です。日常生活における様々なストレスと密接に関係しているといえるでしょう。
さて、人間の活動の基本となる日常生活のなかで特に重要なのは食事です。ストレスの影響と密接な関係にある髪の毛は、食事とも深い関係にあるようです。
髪の毛が、伸びて、抜けて、生えるを繰り返すということは、体内に取り込まれた栄養による細胞の活動になります。
この細胞活動が正常ではないとき育毛に影響をもたらすのです。
抜け毛そのものは、正常な人にでも起きていることです。1日に50~100本抜けるといわれており、このような程度であれば気にする必要はありません。
正常な身体の活動にあってヘアサイクルが正常であれば髪の毛が減ることはありません。
しかし、毛乳頭への血液の流れを悪くする原因があり毛母細胞へ栄養素を十分に供給できなかったり、ストレスやホルモンによる原因により、
ヘアサイクルのバランスが崩れ、髪の毛の成長と抜けるサイクルが狂ってしまうと、ハゲや薄毛が現れてくることになります。
このように、身体の活動、栄養が大きく影響しているため、育毛のためには食事の摂りかたがポイントになってきます。
髪の毛の健康的な活動を維持するためには、髪の主成分となるケラチンの元になるたんぱく質、ミネラルとビタミンを摂ることが重要です。
また、油の摂りすぎにも注意しなければいけません。
たんぱく質を摂るには、大豆を使った乳製品、肉、ミネラル類として魚介、海草類、ビタミンでは緑黄色野菜や果物を多く取り入れるのが効果的です。
髪の毛には昆布が良いと言われるのも、ここでいう海藻類に該当します。
ここで冷静に見てみると、とにかくバランスの良い食事を摂ることが基本だということになります。
油モノの摂りすぎはせずに、日本人の体質に適した食事を心がけるようにすることです。
その上で、育毛剤やサプリメント等の方法を検討されることをオススメします。