冷水で頭皮を冷やすことで育毛を促すと言う育毛法があります。
この方法は薬用成分が関わっていないこともあり、効果に懐疑的な人が多いと思いますが、大変安上がりという利点もあります。
ここではその方法と効果について調べて見ましょう。
原理
冷水と言っても冷水だけでなく温水と冷水を交互に使用することで、冷水をかけたときに頭皮を引き締め血管を閉じ、
温水をかけた時に頭皮を緩め血管を開くことで、頭皮に刺激を与え血行を促進させるというものが、この方法の原理です。
確かに刺激を与えることについては理にかなっていると言えます。
方法
確立された方法があるわけではありませんので、実際には自分で工夫しながら実行してください。通常は入浴時に以下の方法で行います。
ただし体調の悪いときは止めましょう。
(1)洗髪(すすぎ前まで)
先ずは育毛シャンプーなどを使って洗髪しましょう。この時点では冷水とは関係ありませんが、育毛にとってはシャンプーは大変重要です。疎かにせずきっちり実行してください。
(2)すすぎ(冷水)
適量の冷水ですすぎます。冷たすぎると風邪をひいてしまいますので、あくまで我慢できる程度の温度を守ってください。適量・適温が基本です。
(3)すすぎ(温水)
次に適量の温水ですすぎます。もちろん熱すぎないいつもの洗髪程度の温度で構いません。
(4)すすぎ(繰り返し)
(2)と(3)を数回繰り返してください。冷えすぎないように十分注意して最後は温水で終わるようにしましょう。
洗髪するときが最も負担が少ないと思いますが、洗髪とは別途(2)と(3)を繰り返すという方法を採っている人もいます。
また頭だけでなく冷水を浴び、湯船につかると言うように体全体を使う人もいます。
いずれの方法であっても長期に実行したすることが重要とされていますので、根気良く長続きできるような方法を採りましょう。
効果
適温・適量を守れば、確かに血行促進効果はあるでしょう。
したがって脱毛・薄毛の原因が血行不良による場合は、短期間に劇的な効果は難しいですが、長期的に見て何らかの改善が期待できます。
その他の原因の場合は、効果は期待できません。
注意
次の注意を守って実行しましょう。
(1)冷水は心臓に負担が掛かりますので、高齢者や心臓疾患の有る場合は医師に相談するか、別の方法を採りましょう。
また冷水と温水の温度差が有りすぎた場合も同じく注意しましょう。
(2)原因をはっきりさせてから実行しましょう。栄養の偏りなど血行不良以外の原因の場合、効果は期待できませんので、先ずは自分の脱毛・薄毛の原因をはっきりさせましょう。
原因がはっきりしない場合、最近では病院に脱毛症外来を設置しているところがありますので一度受診してみることをお勧めします。