男性にとって、抜け毛が多くなったとか、髪の毛が薄くなったというのは、強迫観念に襲われるものです。
そのため、抜け毛を少なくするためにシャンプーを替えてみたり、髪の毛をはやすために育毛剤を購入したりするのです。
抜け毛や薄毛といった男性特有の脱毛症であるAGAは、男性にとっては何としても防ぎ、改善したいと思うものです。
そこで最近はプロペシアという飲む育毛剤が注目を集めています。
使用した方の8割程度に効果があったと評価されるほど、画期的な育毛剤とされています。
薄毛や抜け毛で悩む方にとっては、まさに救世主のような存在といえるでしょう。
しかし、そんな頭髪に関する悩みを逆手にとって、プロペシアの偽物が出回っているのです。
個人輸入などで医薬品を購入する場合に、偽物をつかんでしまうと被害が増えているようです。
以前まではフィリピンや香港といった東アジアから東南アジアにかけての国から発送されるものに偽物が多いとされていました。
しかし、現在ではアメリカなどでも偽物が増えているそうです。
わらをもすがる思いで育毛させたいと思う人にとっては、偽物をつかんでしまうと失望感が募ってくることでしょう。
偽物のプロペシアは外見では本物のように見えますが、成分が異なっているために育毛に繋がるはずもありません。
また、通常のプロペシアに比べて安いために、思わず手を出してしまい、気が付いたら偽物だったということも多いのです。
安いけど、プロペシアだからきっと効くはず…と思っていたら、偽者だったということは良くあることです。
安いからといって飛びつかないようにすることが大切だといえるでしょう。
プロペシアと妊娠について
飲む育毛剤として、近年注目を集めているのがプロペシアと呼ばれる医薬品です。
これは本来、前立腺関係の病気の際に使用する薬として意思から処方されていました。
しかし、この薬の服用によって、異常に発毛すると言う副作用が発見され、そこから育毛剤としての効果を見出したのです。
さて、脱毛はそもそも5αーリダクターゼが男性ホルモンの一種であるテストステロンと結びつくことによって、
ジヒドロテストロン、いわゆるDHTに変換することで引き起こすとされています。
しかし、プロペシアは5αーリダクターゼの働きを抑えることで、DHTに変換することを防止することで、脱毛を原因からカットするのです。
このDHTは女性にも存在します。これは女性が男児を出産するために必要な物質とされています。
それゆえに、もし妊娠中の女性がプロペシアを服用すると、DHTの発生を抑えることになるのです。
もし、胎内の子供が男児であった場合、プロペシアの服用により、胎内に男児を作り上げていく機能がなくなってしまうために、性器がない男児が生まれるなどの危険性が高まるのです。
そのため、プロペシアは妊娠している女性が服用することで、障害のある新生児が生まれる可能性も高まってしまいます。
このことから、女性がプロペシアを使用することは禁止されているのです。