白髪の原因とは?

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白髪とは、何らかの理由で色素細胞であるメラノサイトがなくなってしまい、メラニン色素が髪の毛の中に送り込まれなくなった状態です。

その原因は、加齢、生活環境、遺伝、病気、ストレスだといわれていますが、詳しいことは解明されていないのが現状です。

■加齢

毛髪は毛髄質、毛皮質、毛表皮の3つの透明な層からできています。この透明な層を通して見えるメラニン色素が、髪の色を決めています。

このメラニン色素の生産に必要なチロシナーゼという酵素の働きは、40歳前後から衰え始めることが分かっています。

チロシナーゼの働きが鈍り、作られるメラニン色素が減少するために、加齢に伴って、頭髪は白髪になっていきます。

■生活環境

頭皮もお肌の一部です。顔のお肌同様、栄養不足・睡眠不足・運動不足など不規則な生活を続けていると、

頭皮の状態が悪くなり当然そこから生えてくる髪の質も悪くなり、白髪が増えていきます。

日頃から頭皮を清潔にし、規則正しい生活を心がけることが、白髪予防の対策の一つです。

■遺伝

遺伝的な原因で白髪になることがあります。白髪になりやすい、なりにくいなど、人によって遺伝的な要素を持っているといわれています。

統計的にみると男性は母方の、女性は父方の遺伝的影響を受けやすいといわれています。

遺伝的に白髪になりやすい方でも、白髪改善の食べ物や白髪のリスクを減らす生活習慣で、白髪の発生を遅らせることができますので、早めの対策をされることがおすすめです。

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■病気

慢性の胃腸疾患やマラリア、貧血症、甲状腺異常などの病気で白髪が増えることがあります。

また、白斑など(皮膚の一部が白くなる病気)ができると、その部分が白髪になることもあります。

■ストレス

「苦労すると白髪が増える」と昔からいわれるように、ストレスと髪の毛の関係はとても深いものがあります。

身体にストレスがかかると毛細血管が収縮してしまうため、毛母細胞の働きが弱まり白髪になります。

白髪は抜くと増える?

答えは「ウソ」でもあり、「本当」でもあります。

白髪は、毛根の毛母細胞の間にあるメラノサイトで作られる色素が減少・消失することが原因で出来るので、白髪を抜いても直接は増えることはありません。

同様に、「白髪を抜くとハゲる」というのも根拠はありません。ただ、白髪といえども、まだ寿命のある健康な髪です。

健康な髪を抜くと、毛穴や毛根が傷つき炎症を起こし、周囲の毛穴の血流が悪くなるといった悪影響があります。

ひとつの毛穴からは3本くらい毛が生えていますので、1本抜くと周りに生えている毛の毛球もダメージを受けて白髪になりやすくなります。

また白髪を抜くと、次に生えてくる髪は微妙に曲がって生えてきます。

まっすぐの髪の毛の中に曲がった毛が混じるので余計に目立ち、白髪が増えたように感じます。

抜いた所から、次に100%髪が生えてくる保証はありません。白髪は抜くのではなく、根元からカットするか染めたほうがいいでしょう。

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