白髪染めの安全性

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白髪染めには強力な化学成分が含まれています。白髪染めを頻繁に行うと髪の毛や頭皮に大きなダメージを与え、抜け毛や薄毛の原因の一つになるといわれています。

白髪染めは目安として、2〜3ヶ月に1回程度に抑えた方がよいでしょう。

また白髪染めに含まれる化学成分は、強いアレルギー症状を引き起こす場合がありますので、使用する前にはパッチテストをするなど十分な注意が必要です。

白髪染めのリスク

1.ヘアカラーに含まれているパラフェニレンジアミンやレゾルシンなどの有刺激成分は、発がん性や環境ホルモン作用などが疑われ、

長い間使い続けていると皮膚から吸収されて毒性を発揮するという報告があります。

また、これらの成分はアレルギー症状を引き起こす場合があります。症状としては、かぶれや湿疹、腫れ、赤みなどが一般的です。

目に入ると、突き刺すような痛みとともに、結膜炎などの炎症のもととなり、最悪の場合は失明に至る恐れもあります。

人によっては呼吸困難など命にかかわるような強いアナフィラキシーショックを起こす可能性があります。

2.ヘアカラーに含まれる色素中間体は、抗生物質によく似た構造をしてます。

普段アレルギー反応を起こさない人も、抗生物質を飲んでいる時はアレルギーを起こす可能性があります。

要注意なのは、風邪が治った直後の白髪染めです。飲んでいた風邪薬に抗生物質が含まれているかもしれないからです。

抗生物質は2日くらい体内に残るので、白髪染めをするなら充分な日数を置いてからにしましょう。

3.化学染料は髪の毛だけではなく、頭皮にも強いダメージを与えてしまいます。

頭皮が炎症おこし、毛根のはたらきが低下すると、細くてコシのない弱った髪しか生えてこなくなります。弱った髪は少しの刺激で抜け落ちてしまいます。

また白髪染めに含まれているアルカリ剤の影響で、髪のやうるおいやハリが失われ全体的にボリュームダウンすることも薄毛の原因のひとつとなります。

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白髪染めの上手な使い方

白髪染めの上手な使い方を、ご紹介します。白髪染めには液状・クリーム・泡状などのタイプがあります。

それぞれの特徴を生かせば、自宅でも上手に染めることができます。液状の白髪染めは、染める白髪の量が多かったり、ロングヘアーの人向きです。

クリームタイプや泡状は液だれしないので、短い髪の毛の人向きです。

できるだけ髪を痛めずにヘアカラーをしたい。

白髪染めで髪が傷むのは、おもにヘアカラーの2剤に含まれている脱色剤が原因です。

2剤の量を減らして、かわりに水を加えると、髪の痛みが最小限に抑えられます。また日頃のトリートメントやヘアパックのケアもかかさずに行って下さい。

ロングヘアを綺麗に染め上げたい。

髪をかき分けながら、白髪染めをつけたクシをしっかり根元にあて毛先までとかすという基本は、ショートもロングも同じです。

表面、裏面ともに染めましょう。ロングヘアの場合は、最後に髪についているカラーリング剤をゴム手袋をした手で毛先までなじませるのがコツです。

髪質に合った白髪染めの使い方

自宅で上手に白髪を染めるには、髪質に合った白髪染めを選ぶことが大切です。

髪質は大きくわけると、太くて硬い『硬毛』と、細くて柔らかい『軟毛』の2種類にわけることができます。

一般的に、軟毛は染まりやすく、硬毛はなかなか染まりにくいという性質を持っています。

硬毛の方は染まりにくいので、説明書で記載されている時間よりも5分くらい長めに放置するようにしましょう。

硬毛・標準毛の方は記載通りで大丈夫です。

また軟毛は暗めに染まりにくく、硬毛は明るめに染まりにくいということです。

・軟毛の方が暗めに染める時は、1トーン明るめの色を選ぶ

・硬毛の方が明るめに染める時は、1トーン明るめの色を選ぶ

というのがポイントです。

室温にも注意

白髪染めは温度に左右されやすいため、室温によって染まりやすさが異なります。

室温が高い場合は染まり具合が早まり、逆に室温が低いときは染まり具合が遅くなります。

自宅用白髪染めは、25度℃前後という気温を基準として商品開発しているため、30℃以上または20℃以下の気温の場合は、放置時間をそれぞれ調節する必要があります。

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