禁煙を始めてから10ヶ月目になりましたが、私のタバコ貯金が何と10万円になったのです。
丁度自宅で重宝していたスキャナーが不具合なのでこのタバコ貯金でグレードアップしたスキャナーを買うことにしました。
スキャナーを買ってもまだタバコ貯金には残高がありますから、今更ながらにタバコ貯金の偉大さに驚くと同時にこれだけの金額がタバコの煙になるのかと愕然としました。
勿論タバコを買ったつもりで貯金をしていなければこのお金は何か別のものに遣ってしまったと思いますからあまり威張れたことではありません。
新しいスキャナーを今のところは使う予定の仕事はありませんが、買うお金がある時に買っておかないと簡単に無駄遣いをしそうです。
そして、今後もこのタバコ貯金は続けていこうと思っています。そうすれば今後も禁煙をしているという気持を忘れることはないでしょう。
もし、このタバコ貯金をしないと禁煙ということを忘れてしまいそうです。
それが本当にタバコと縁が切れた禁煙なら禁煙や気合という言葉を忘れても良いのですが、もし気がつかない潜在意識の中にタバコが隠れていると大変です。
イギリスの作家ジェイムズジョイスの言葉に、
「意識の流れの底を流れる無意識の流れ」(The stream of consciousness under the unconsiousness)と言う言葉があるのですから油断はなりません。
多分気合での禁煙で大切なのはいつも禁煙!気合!と呪文を唱えることなのかもしれません。
この呪文を唱えていればタバコを吸わないという意識が強くなりますから禁煙ができるのではないかと思います。
とにかく私は中途半端な禁煙生活の環境に居るのだと思います。
悪いことに体の調子が良くて、タバコはいつでも買うことができるのですからいつでもタバコを吸える訳です。
タバコがない環境に居るのなら嫌でも禁煙ですが、そうではありませんから余程気合と意思を強く持たなければならないでしょう。
禁煙日記 11ヶ月目
今、夜の11時を過ぎていますが禁煙日記を振り返っています。
タバコを吸わないメリットのことも色々と書いてありますし、タバコの誘惑に負けそうになった時のことも書いてあります。
タバコに関する夢も形を変えて出てきました。
どうもウィスキーなどで懸命に気を紛らわそうとしたことがやや気になりますが、スポーツジムや散歩も気分転換には大いに役立ったようです。
そして禁煙には大波小波があることにも気づきました。またタバコのことを忘れようとするよりは禁煙しているのだという意識を持ったほうが良い様な気もします。
無理にタバコのことを考えないようにするのは逆にタバコを意識させてしまうような気もします。
それにしても禁煙は気合だという言葉はこれが実行できる人と出来ない人の比率では禁煙に成功する率が10パーセント程度と低いことは分かります。
これはとても難しいことだと思います。常に禁煙!気合!を忘れることなく、タバコのことを考えてしまったり考えないようにと努力したり、
気分を変えるために矢鱈と水を飲んでみたり、運動をしたり外を歩き回ったり、考え付く全ての気分転換を実行しました。
なおかつ最初の頃はイライラしたり頭痛がしたりいきなり眠気がしたりと、それこそ、
禁断症状のことを読み返してみると、我ながらよくもここまで禁煙生活が続いたものだと感心してしまいます。
しかし、まだまだこれからです。
会社へ出勤しての仕事は間もなく終わりますから、来月からはまた自宅でフリーになりますから、禁煙にもさらに気合と喝を入れるようにします。
禁煙日記 12ヶ月目
私の禁煙日記もやっと1年が過ぎましたから、ここで終わることにします。今日は禁煙1年目からすでに3日が過ぎています。
昨夜は1年前に顔を合わせた学友のN君やS君、K君、O君、Y君と私の禁煙1年祝賀会でした。
特にY君は私の禁煙日記を拾い読みして何度も頷いていましたが、それは自分ももし日記をつけていたら同じようなことを書いただろうということでした。
もともとタバコを吸ったことがない人にはこの日記は理解できないでしょう。
タバコをすっていて気合で禁煙に成功した人だけにしかこの日記は分からないでしょう。
喫煙の経験が無い人には何故たかがタバコを吸わないようにするためにこのような辛い思いをするかは到底分からないのです。
それはもともと脚が速いスポーツ選手にどうしたらそんなに速く走れるのかを訊いてみるのと似たようなことかも知れません。
多分走るのが速い人にはこうすれば良いという明確なことは説明できないと思います。
努力して速く走れるようになった人であれば速く走るコツをある程度は説明できるでしょう。
しかし、それを実行するのはその人ではなく自分なのですから、あくまでも本人の努力次第です。
それと気合での禁煙は似たようなところがあると思います。
つまり禁煙するのは当人であり、いくら他人から言われてしようとしても出来ないものは出来ないのではないでしょうか。
気合での禁煙に限って言えば結局は当人の意思の固さが成功か不成功かの決め手になるのです。
そしてもう一つは如何に自分の置かれた環境で気分転換を図るかということです。
それはそうとして、昨夜は私の禁煙を記念して学友が高級ブランディを1本プレゼントしてくれましたが、そこには祝!禁煙と書かれたカードがついています。
さあ、これからは禁煙2年目、そして3年目です。